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風の便り

2019.09.20
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秋の澄んだ空を見上げてお月さまを探すのが私の楽しみの時間。
今日は半月くらいかしら。
そんなちょっとした時間があるときに何度も何度も読み返す本があります。
さだまさしさんの「いつも君の味方」講談社2003年初版です。

 シンガーソングライターのさだまさしさんは美しい歌と共に、
美しい日本語と日本の景色とそして日本人の限りない繊細な
優しさを表現できる類まれな人だと思っています。

この本の中には「そんな良い人と出会えて、さださんはなんて幸せな人でしょう」
と思うと同時に、さださんの明るく飾らない人柄が良い人を呼び込むのかとも感じています。

本の中身をご紹介したいのですが、そこはさださんの文章で直接に触れていただきたい。
例えば新幹線の定年を迎えた車掌さんとのふれあい。
さださんの熱心だった地方のフアンの悲しい死別。
プレスリーが大好きで何回もアメリカ公演を見に行った京都の祇園のおかみさんとの死別。
などなど人との出会いと別れの辛さを優しく、切なく、でも淡々と書かれている。

そうもうこの本を買って読んでいただくしかないのですが、
はたして書店にあるかどうか。古書店でも見つけたら探してみて下さい。
人って良いな。そんなじんわりとした思いにかられます。

2019.09.14
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甚大な被害を残して去った台風の影響で、千葉県の多くの人々が停電
断水、そして壊滅的な農業、漁業被害にあわれています。
本当に本当にたいへんですね。どんなにかお疲れのことでしょう。
こんなありきたりの言葉でしか何も言えない身がもどかしい思いです。

 それでも季節は移り行き初秋。そろそろ彼岸花も咲きそうです。
彼岸花といえば赤い花。その精巧な造形美に自然界には
あってはならないような不思議な気持ちになる花。
けれど白い彼岸花を十数年前に見つけた時、不思議な花の
イメージから更にこの世の物とは思えない程の気高さを感じました。

 国分寺市の史跡巡りをする方ならおなじみの国分寺というお寺の山門を入り

お寺の前の庭に数株、白い彼岸花が咲きます。
病気になってからここ数年は行っていないのですが、
今年も咲いていてくれることを願っています。
所詮、人間なんて自然界の魔法には勝てないと思うような美しい花です。

 何千年も前から人は自然と闘い、そして共存していく道を模索しているのでしょう、
当たり前の何事もない一日が過ごせたことを感謝している毎日です。

2019.08.25
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 夕暮れがほんの少し早くなり、秋が近づいてきました。
まだまだ猛暑続きで、どこが秋 ? と思いますが、、、。
今年の夏は辛かった。持病を持っている身には応えました。
でも、今年の夏はたのしかった!! なぜって知人からたくさんの本を
いただき読書三昧の夜を過ごせましたから。

 読書が何よりも好き、その中でもミステリーや時代物が特に好き。そんな私に
まさにぴったりの宮部みゆきさんの本がどーんといただけてもう夢中で読みました。

まだ若い宮部みゆきさんですが書かれる世界は広い、広い。
好奇心の塊のようにあらゆるジャンルに挑戦して読者をいろいろな世界へと
いざなってくれます。
宮部ワールドに触れていない方はぜひ1冊読んでみることをお勧めします。
 
 まだ暑いですね。食欲も起きませんね。でも何か食べないと身が持ちません。
私はスイカを食べて何とか乗り切ろうとしています。
ご飯もパンものどを通らなくても今年はスイカが助けてくれました。スイカにも夢中。

皆様くれぐれもお大切に。
暑さを乗り切る夢中に出会って下さることを願っています。

2019.08.16
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いつのびし 茗荷の花や夕月夜  中村苑子

 そうめんや冷ややっこの薬味に欠かせない茗荷。
お好きですか ?
独特の香りが最近の若い方にはあまり人気がないそうですが、私はあの香りが大好き。
子供のころに、夏の裏庭の木々の下を見ると、ひよこっと芽を出しているのを
見ると嬉しくて、ついつい急いで摘んでいました。

 その茗荷の子の先に淡い黄色のはかなげな花が咲いています。
薄くて透けそうな花びら、花とも言えないような、でも花なのね。
暑い夏の朝の楽しみ。

 各家に庭などがなくなりつつある都市圏。裏庭に咲く茗荷の花の可憐な
姿を見ることもなく、スーパーの野菜売り場で3個178円也のパックを、
ちょっと高いかなと気にしながら、それでもあの香りが忘れられなくて、
ついつい買ってしまいます。

2019.07.21
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合歓いまは ねむり合わすや 熱の中  石田波郷

 東京地方は夏休みに入りました。
私が10才まで過ごした生家の庭に、大きな大きな合歓の木があり、
夏休み頃淡い薄ピンクの柔らかな花がたくさん咲きます。
日が暮れるころには羽状の葉が眠るように閉じます。

 眠くなるような夏休みの夕暮れ、「ネムネムの木もお休みなさい。」と言って
私も眠たくなった子供の頃が懐かしい。以後、夕暮れは眠たいなどと言っては
いられないほど多忙の長い人生を送っています。

昭和の時代のクーラーもテレビも無くて、大人も子供もそれぞれの分際で
忙しく過ごした時代。分際の役目があることはとても意義深いと思っています。

 人にはそれぞれの役目があって、つつがなく一日が終わる安らぎ。
いいものです、とっても。

2019.07.07
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雨降りが続く日々、七夕様の季節になりました。
ちえホームでも短冊にみんなのお願いごとを、精一杯の力を込めて書きました。
筆圧が弱い方が多いのでかなり大変な作業です。

願い事はAKBのなになにちゃんに会いたいといったアイドル派
お寿司が食べたい、ケーキが食べたいという食欲派
ムーミンパークに行きたいと言う外出派
う~ん どれも現実派なのね。「お願いかなう?」といつになく真剣な顔。
叶うといいね。

一つ咲き、百日草の はじめかな  瀬野直堂
好きな句です。
なにごとも一歩から、百日の花のように強くたくましく生きていきましょうね。

2019.06.08
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ついに咲いてくれました。
もうだめかな? と亡父が凍結しそうな4センチほどの
小さなサボテンを持ってきたのは40年ほど前。
以来、「生き返ってね」と声かけをして育ててきたら
鋭いハリがにょこにょこ伸び始めサボテン本体部分も
もう私の腕より太くたくましく成長。
「どんな色の花を咲かせるの ? お願い一度でいいから見せて」と
願うこと数十年、ハリは近ずくのも怖いほどにバリバリに成長。

そして今日、ついに太い本体から6本もの茎が伸び淡いピンクの
香り良い花が咲き誇ってくれました。
「見てみて、わたしこんなにきれいでしょう!!」と言っているかのように。

大きな5センチほどの花が6本も咲いている姿に
「ワーッ ホーッ」感激の朝でした。
「お父さん。ついに咲きましたよ。あなたのサボテン。
あなたのように優しい優しい色ですよ」
読んで下さった方に、幸せのおすそ分けです。

2019.06.03
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 いよいよ梅雨入りのような曇天の東京地方です。
雨降りの外出は気が重いですね。
でも子供たちは大喜びみたいです。
自分の足よりやや大きい長靴をはいて、ぴちゃぴちゃと
道路のはしのわずかな水たまりを見つけてはしゃいでいます。

今はここ府中も狭い道路もきちんと舗装されていますので、
昔のような水たまりを見ることも少なくなりました。
何もかもここ数十年で暮らし向きが良くなり、それなりに
生活は改善されましたが、本当は少し足りない位の方が楽しいことも
あるのになと思ったりします。

 原っぱがなくなり、道路で缶蹴りをする子もいなくなり、クローバーを摘んだり、
笹ふねを作って小川に流したりという自然と共にの暮らしが消えました。
ゲームがあるじゃない、今の子供はみんな忙しいの。だから疲れているの。
子供はみんな疲れている ?
変よね。子どもは寝るまで力が満ちているものなのに、、、。
子供を取り巻く環境の異変が心配になる梅雨入りです。

2019.05.26
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5月後半なのにもう暑いですね。
日中は30度を超えて外から室内に入るとドット汗が吹きでてきます。
水分補給をこまめにして体調には十分気を付けましょうね。

 就労B型のちえホームでは年齢も症状もさまざまな方たちが同じ室内で一日の生活を共にしています。声は出るけれど言葉にならないアー、リャーなどと発して気持ちを伝えようとする方がいます。
近くの席の利用者さんが何をしてほしいの ? とやさしく聞いてくれます。
お互いに何となく理解できているようです。

 感情が高ぶるのか、面白いことを思い出したのか、
いきなり飛び跳ねてはしゃぎ回る方もいます。うるさいなと言う声も出ますが、
大体はお互いに宥めあっています。
支援員さんが気配りをしていますが、利用者さん同士の助け合いの姿を見ていると、
みなさん入所当時からすると人間関係が一段と成長しているなと嬉しくなります。

 日々のもめ事、対応への苦慮、毎日毎日支援員さん達は利用者さんが帰っ後に、
利用者さんが気持ちよく過ごせるかと話し合いをしています。
ちえホームの職員さん達の仕事に対する前向きな姿勢に「有り難いな」と
私は感謝の気持ちがいっぱい。どうぞ支援員さん達の気持ちが実りますように。

2019.05.12
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 ここ数日、東京地方はかなり暑い日が続いていますが、
青葉、若葉が揺れて心地よい風が吹いていきます。
今年の4月でNPO法人福光も満5年が経過しました。

きぼうクラブに小学校低学年で入所なさったお子様方は中学生になり、
あどけなかった笑顔からたくましい声や顔だちに成長しています。
指導員さんの弾くギターに合わせて手をたたけるようになったお子様もいます。嬉しい!

また、ちえホームでは新卒の18才の青年が入所1ケ月で早くも周囲の環境に慣れて、
たどたどしい会話も進んでするようになりました。嬉しい!
去年入所した方も年上の入所者さんの面倒見の良いフォローを受けて、
食事も食べ散らかすことも少なくなりつつあります。嬉しい!
トイレも一人で行けるようにと訓練中です.。嬉しい!

そんな少しずつの進歩が指導員、支援員さんたちの心に嬉しい! を何乗にもしています。
助け合う雰囲気が出来上がっていって胸を打たれるシーンがいっぱい。
5年間、大波小波の風は時には強いこともありましたが、
何とか挫けずに続けて来られたことに感謝、感謝の思いです。
ご協力して下さった皆様がた、ありがとうございました。

 どこかで一人で悩んでいらっしゃるご父母や親族の方がいらっしゃったなら、
どうぞきぼうクラブ、ちえホームを覗いて下さいませ。
みんなで、みんなでお力添えをさせていただきたく存じます。
爽やかな5月の風が人々の心に届きますように。

2019.04.14
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 東京地方は桜も見納め、今はヤマブキの黄色い花が微風に揺れています。
咲く花たちは淡いピンク色から黄色、そして次はアヤメやあじさいの青い花へと色彩が変化して人々の目を楽しませてくれています。

 春と言えば数年ごとの統一地方選挙が始まりました。
投票率の低下が報道される度に、日本の教育における社会科の軽視が情けなくなります。「社会科は暗記科目じゃないよ、身の回りのことから世界の事までじっくりと考える科目よ」常々言ってきましたが、なかなか社会科の奥深さを理解してもらえない。

 一票の投票に行けるのも多くの先人の命がけの闘いのお蔭なの。
そう言っても政治に参加できる幸せは日本では当たり前になっている。
誰に入れても世の中は変わらない。違うよ。きっと少しずつでも変わっていくよ。
誰がどんな人かわからない。ではわかろうよ。広報や個人演説会にも行ってみようよ。

 アフリカや中近東や中南米の政情不安定な国の国民の悲惨さを知ったら、一票の大切さがわかるでしょう?
けれど、投票率は低いまま。
長い人生の中で初めて投票に行った時、これで社会への第一歩と自覚した感動。
その感動をこれからもずっと伝えて行きたい。ささやかな庶民の思いです。

2019.04.08
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 府中市の桜まつりが4月7日、8日に満開の桜の下で行われました。
ちえホームも毎年参加しています。
利用者さんが作ったクラフトの籠やバッジ、事務長が栽培した野菜など
多くのお客様に購入していただきました。
さて、そこでの一幕。
当日の会場は土埃が舞い、子供たちはもう髪の毛から靴までほこりまみれ。
大人があらあらっと止めるのも聞かずにはしゃぎ回っています。
そんな中で4,5才くらいの姉と弟とおぼしき2人が何と埃まう地面にはしゃいで大の字に寝転んでごきげんな様子。
すると若いお母さんは2人をシャッターチャンスとばかりにカメラにおさめ、こちらもニコニコ顔でごきげんな笑顔。

 もう60年ほど前に子育て中の私たちだったら、多分「もう汚れるでしょう」と叱っていたはず。
それをカメラにおさめてニコニコ顔の若いママの何という大らかさ。
確かにもうすでに汚れているのですから、汚れがひどくなるのはわかりきっています。どうせ汚れついでに楽しでしまえとばかりのこのママの度量の広さに感心しました。
カリカリと他人の目を気にして人様に迷惑をかけないような子育てにがんじがらめになっていた過去の自分が情けない。
桜の花びらが舞う中での、親子の幸せそうな姿に心安らぐ思いでした。

2019.03.16
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桜の開花が早まりそうな東京地方です。
「今日、卒業式をしたよ!」 可愛い声がするきぼうクラブ。
入所当初はあどけない幼顔だったのに、もう少年らしいすがすがしい笑顔です。
成長する姿に感激の思いがいっぱい。

 たくさんの人々の愛情をいただいて大きくなりましたね。おめでとう!
彼ら、彼女らの行く道にどうかどうか、また多くの愛情がありますように。
その一助を預からせていただく「きぼうクラブ」の職員も愛情の声かけをして
待っています。

 昨日の自由時間は焼きそばの調理実習でした。
三角布を被り、小さなエプロンをすると可愛いコックさん。
職員の指導で包丁を使ってベーコンを切り、野菜を炒め、
焼きそばをほぐしてフライパンに投入。
混ぜ方にも鍋奉行役の少年は「こっちのキャベツも返して、
こぼしちゃダメだよ」なんてもう頼もしい限りです。

 いただきますの挨拶をして、みんなで美味しそうに実食。
笑顔いっぱいの室内にまたまた感激しています。

 三歩進んで二歩戻っても一歩の成長はあるのです。
あの時食べた焼きそば美味しかったなあ~ と思い出す未来を願っています。

2019.03.10
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♪ 春は名のみの 風の寒さや ♪

風が冷たいです。弥生3月とはいえまだまだ寒さはやわらぎません。
けれど植物さん達は確実に春の訪づれを感じとっているようで、
もう十数年間我が家で育っている鉢植えの君子蘭がつぼみをつけました。
このつぼみを見るとそろそろ暖かくなると嬉しさもひとしお。
小さな鉢植えで、数年に一度の植え替え程度しかお世話を
していないのに、律儀にきちんと季節を知らせてくれます。

「植物は裏切らないから」 花仲間の友人が言ったことがあります。
どんなに心を尽くしたつもりでも人は裏切ることがある。
けれど植物はよほどの天候の不順がない限り、尽くしただけは答えてくれる。
確かに、、、。

 今、足利幕府、戦国時代の歴史物に夢中なのですが、
この乱世の時代はまさに裏切りの連続の時代。そんな世に嫌気がさして
将軍の任務を投げ出した足利義政さんが気の毒になっています。

でも人は人に支えられているのよね。わずかな望みをかけて人は日々、
けなげに生きているものなの。そんな自問自答を繰り返していましたら
もう60年も前に席を並べた旧友から「やっと乳がんが完治しました! 」と
嬉しい便りが届きました。

 懐かしい旧友の知らせが人の関わり合いの温かさを思い出させてくれて、
今日もまた幸せ感いっぱいです。

2019.02.23
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「クロッカスが咲きました」という
書き出しで
ふいに手紙を
書きたくなりぬ    俵 万智

暖かい風を感じると、俵 万智さんのサラダ記念日に載っている
この短歌を思い出します。
クロッカスの花は根元すれすれに小さな花を咲かせます。
可憐な花なのにとても丈夫で、もう数年間、我が家のプランターに早春に
なると松葉のような細い葉が目を出し、、やがて黄色い花が開きます。
春ですよ、春が来ましたよとささやきかけてくれる様で愛しいこと。

 万物みなわが師と思えるような自然の営みに嬉しさいっぱい感じています。
入試の季節、就職活動継続中の方もいらっしゃることでしょう。
病院のベッドにいる方も、行く先定まらず模索中の方も、世の中にはどうして
自分だけと取り残された寂しさを感じている方もいらっしゃることでしょう。

 でもね、長い人生の途中にはそんな辛さを何回も経験して、
初めて人の悲しみが解るものなのよ。きれいごとを言うつもりはありませんが、
70年以上生きているとそう感じる時が何回も何回もあります。

 どうするの? そんな時はね、「捨てる神あれば拾う神あり」とか
「雲の上には太陽がある」とか知っている限りの言葉を声に出して
言ってみて、頑張ろうって思うのです。
 
♪ 負けないで ♪ という歌があるでしょう。
自分に負けないでね。 私も今、自分に言い聞かせてところです。

2019.02.11
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 厳しい寒さが続いています。
それでもここ府中市は大雪にもならず、大風が吹くわけでもなく、過ごしやすい地域です。

今、人気のテレビ番組に「ぽつんと一軒家」という番組があります。
衛星写真で見つけた山奥の一軒家を、麓の村から何キロも時には獣道のような細い道を上りつめ、また時には雪に覆われた道を延々と探して居住者を訪ねていく。

 そんな山奥に居住している方々は概して穏やかで応対も素朴て優しい。
ご近所と言って数キロ先の方も親切に案内してくれる。
水道も通らずに雨水をろ過して暮らしている方もいらっしゃる。

 どうして不便な所に今も住んでいるのか。
「親やご先祖様が建てた家だから守る」とか「先祖代々のお墓を守る」とか理由はさまざま。
けれど敢えて不便な土地に不平を言わず、不便を不便として畑や山を耕し、その恵みを存分に保存、調理し感謝していただく姿に「すごいな、偉いな」と感心してしまう。

 ある山奥の方は「いつもテレビを見ているよ。そろそろ家にも来ると思った」と嬉しそうに広い土間や竈を案内したり、植林した山々を見せてくれる。
 テレビ画面ではその豊かな自然に見惚れても、自分が果たしてそこで暮らせるかと言ったら私には出来ない。出来ないから見惚れるのかもしれない。
狭い日本というけれど素晴らしい日本人が多いことを教えてくれる番組です。
もしよかったらご覧くださいね。

2019.02.02
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 「鬼は外、福は内」
きぼうクラブの元気な子供たちの掛け声が室内に響き、なんと可愛らしいこと。
ちえホームの大人の方達もお面を被った鬼役の支援員さんの姿に
キャーキャーとはしゃいでいます。幸せな光景です。

それにしても千葉県野田市の10才の少女の死は、なぜ助けてあげられなかったの
かしらと大人たちの無責任な対応に悲しい思いがいっぱいです。
アンケートのコピーを少女の父親に渡したら、
そのあとにどんな酷い仕打ちをされるかわかっていたでしょうに。

威圧的な父親の姿が怖かったという役所の人の回答に唖然とします。
怖かったらそれなりの処置方法はいくらでもあったはず。
大人には大人の役割があります。まして公的機関で働く人には
社会的な責務が伴うことがあるはず。何故逃げたの? 

 60年以上昔の私の小学校の担任の先生は向田ヤへといいました。
あの有名な作家の向田邦子さんの叔母さんです。
先生は朝自宅を出る時に、いつ何があってもいいようにと室内を見渡し、
心を決めて出勤なさったと後年お聞きしました。
教え子にもしもの事があったら、自分が体をはって子供たちを
守るという信念を持った素晴らしい先生でした。

 その姿勢は、仕事とは人とはいかなるものかと言う厳しい教えとなり
現在も私を支えてくれています。
教育に携わる方々にはどうぞご自身の使命をもう一度考えてほしいと願います。
時代錯誤と言われようが・・。

2019.01.27
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 日の入りが早くなった気がしませんか?
ほんの数分かもしれませんが、日々刻々と季節が移りゆく気配が感じられます。
北陸・東北地方の豪雪太平洋側のカラカラ天気と典型的な冬型。

そんな中、きぼうクラブのお子さんたちは元気に通っています。
書初めも精一杯書きました。指導員さん達と紙で立派な絵馬も作りました。
ボランティアで子供たちのお世話をして下さる方が、
子供たちと共同作業で「元気をだして下さい」と書かれた
応援メッセージ入りの絵馬を届けてくれました。

体調が悪い私には何よりの励ましです。
みんな可愛い、可愛い子供たち、
少しずつ少しずつ出来る範囲が増えて来ています。嬉しいですね。

 ちえホームの利用者さんも、お互いが互いの障碍を理解して手伝い合っています。
多少のいさかいはあっても支援員さんに慰められたり、
励まされたりして笑顔に戻っていく。そんな過程を見るとほっとします。

 人生みんないろいろと嫌なことや辛いことがいっぱいありますが、
人は人にしか出来ないことがたくさんあることを
自覚して今年も楽しく暮らしていきましょうね。

2019.01.21
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 きっぱりと冬が来た
 八つ手の白い花も消え
 公孫樹の木も箒になった

高村光太郎さんの「冬が来た」という詩の一節です。
このきっぱりと冬が来たというフレーズが好きです。
やっとでもなく、とうとうでもなく、きっぱり冬が来たのです。
きりりと引き締まった寒さ、頬にあたる冷たい風、
冬を現す素晴らしい言葉だと初めて読んだ十代の時に感動しました。

負けないよ、寒さなんかという意思さえ感じます。
今日は大寒です。インフルエンザが流行していますが、
皆さまどうぞお体を十分に大切にして下さいませね。

今年も小欄にささやかなよしなしごとを書かせていただきます。
よろしくお願い致します。

2018.12.22
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残り少なくなった12月。
どちら様もお忙しい日々をお送りのことでしょう。
私も元気な頃は仕事と家事に追われて、
12月なんてなければ良いのにと思っていました。
 
ところが年齢と共に働ける範囲が狭まり、大掃除も手抜きをして
ガラス拭きも今年はいい、押し入れの整理もまあ~やめておこう。
お節料理も煮豆や酢の物も止めて買おうとしていき、
ついに昨年は年賀状も止めてしまいました。
毎年、10日間ほどかけてせっせ、せっせと夜なべをしてへとへとになってついに入院。
この世のお付き合いも体力相応と自覚させられました。

お終いにはお終いの流儀があるとのことで、今年限りというお知らせを
しないといけないそうですがそれすらできませんでした。
高齢者の増加と共に私のような「もうやめておこう」という方も多いでしょう。
長年にわたりお世話になった方には心苦しいのですが、
これも人様に迷惑をなるべく掛けないような生き方の一つだと
自分に言い聞かせています。
 
若いとついつい無理をして頑張ってしまいがちですが、
頑張るのもほどほどにしてまずは体力温存で師走を乗り切って下さいませ。

今年も小欄をお読みいただきましてありがとうございました。
新年が良い年となりますように祈ります。

2018.12.15
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12月も中旬となり、朝夕に吹く風が冷たく感じます。
冬の夜空は深く黒々として畏怖を覚えるほど。
そんな夜空に黄色く、すーっと流れていくふたご座流星群をご覧になりましたか?

私は夜の訪れを待ちわびてしっかりと見ました。
あまり星も見えなくなったここ府中市ですが、
わずかな流星群を見つけた時は子供の昔を思い出してもう懐かしさいっぱい。
約60年以上前に、クオレというドイツの物語集を亡き父が買ってくれました。
本が貴重な時代ですから、それはそれは大切に読んでいました。

その中のお話に、厳格なドイツの家族が真冬の流星群を
見るために夜更かしをするシーンがあります。
灯りさえ節約する家族には夜更かしは贅沢。
でも寒さに震えながら流星を見守る家族の幸せ感が手に取るように感じられて
謹厳、実直、子供の教育には熱心なドイツ人の気性をかいま見た思いでした。
以来、流星が来るという話を聞くと必ず眺める習慣が身につきました。

宇宙のお話も星のお話も好きになり、
石や自然が好きにそして植物が好きになり、次々に関連して
興味と好奇心が溢れてお蔭で退屈しない人生を送っています。
クオレという一冊が与えてくれた幸せです。

2018.12.04
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柊の葉の間より花こぼれ   高浜虚子

 十二月入りました。
緑色濃いヒイラギの樹のギザギザの葉蔭から、真っ白い小さな花が咲く季節。
花は小さいけれど香りは強く、夜になると遠くからでも香ってきます。
私が育った家の庭にひときわ大きなヒイラギの樹があり、
寒さと共に増す芳香をかぐと、この冬も頑張って乗り切ろうと
心ひそかに自分に言い聞かせて過ごした少女時代がありました。

 花は人を励まそうとか慰めようなんて思って咲くわけではないけれど、
人の心は花によってずいぶんと元気づけられています。
生活費が苦しくなると真っ先に削られるのは花の購入だとか。
角田光代さんの小説「空中庭園」の主人公も団地のベランダを
花で飾ることで、心の均衡をかろうじて保っています。

 我が家も久しく花を購入していません。
近所の花屋さんも閉店して花の購入にも不便を感じる、
大型スーパー進出による買い物難民となりました。
今度外出する機会がありましたらお花を買いましょう。
季節がらシクラメンの鉢植えもいいかしら?
ワクワクしてきました。

2018.11.17
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今日は空一面に青空が広がり、素晴らしい好天気。
さぞや紅葉が美しい高尾山は登山客でにぎわっていることでしょう。
高尾山は都心からでも電車で約1時間ちょっと。
ケーブルカーやリフトもあり、体力のあまり無い方でも自然を楽しめるです。

 今から約20年ほど前に近所の友人たちと山道だけを登るコースに挑戦してみました。山道だけを登るコース、これが結構きつかった。
ずるずる滑る足元、木の根や枝にしがみつき少し平らな場所に出て缶のお茶を一口飲んだまでは良かったのですが、頂上はまだまだ。貴重なお茶の缶を持ってまた、木の根や枝にしがみつき登って行くとお茶はチャポン、チャポンとこぼれていく。
20年くらい前はペットボトルがまだ普及していなかったのです。

未来に、プラスチックごみが問題になる時代が来るなんて想像もできなかった。
ここ数十年の環境の変化はすさまじい。
便利になりました。個人で電話を持てていつでもどこでも通話ができ、コンビニでは美味しいおにぎりやコーヒーが買える。
でもね、と言うつもりはありませんが、不自由や不便の中で何とかと模索していた頃が懐かしいのです。

2018.11.03
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ひとつふたつみつつよつつ帰り花 佐藤明彦

今年の気候は帰り花にぴったりだったのでしょうか?
各所で季節外れの花の開花を見ました。
桜、枝先にぽつぽつと。今咲いてはもったいない。
もう少し待っててね。声をかけてしまう。

ボケの濃いオレンジ色の花は選定した枝に逞しくいくつも咲いている。
暑かったり、急に冷え込んだり、植物も咲き時を迷ってしまうのね。
人も今朝は何を着たらよいか、夕方は冷えるかしら、上着もいるかしらと悩む。

よく昔の人は言いました。どのくらい昔?
そう私の祖母の年代の人は「何事も普通が一番、
なんでも一番でなくてもよい、季節も普通なら有り難い」と。

大型台風や集中豪雨が多かった今年は普通に季節が巡り、
作物も普通に収穫できればそれは有り難いと
感謝したいと思う祖母の気持ちが判ります。

ですから普通に収穫の秋を迎えたのに、
青森のリンゴ畑で大量に良いりんごだけを盗んでいく泥棒さん。
農家の人々のご苦労を盗んでどうするの?

人には人にしか出来ない尊い生き方があるでしょう。
言っても無と思っても人の心があるのなら、もうやめて下さいね。
「これからどうしよう、、、」とうつむく農家の女性の悲しむ姿が目に焼き付いています。

2018.10.13
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月も中旬になりました。
肌寒い日もあり、季節は冬に向かうのねと何となく寂しく感じます。
新聞や投げ込みチラシには早くもお節料理の広告が頻繁に掲載されています。
でもちょっと待って。せめて猛暑だった真夏から急に真冬に行くにはね、、、。

秋が恋しい。
 秋の日のヴィオロンのため息の
 ひたぶるにうら悲し。
なんて言うベルネールの詩を、
確か中学の国語の時間に習ったような思い出があります。

何でそんな何十年も前の中学の国語の教科書の詩を覚えているの? 
そう昔はテレビもスマホもなく、学校の図書館もない。
大体の日本人は貧しかったから教科書は貴重な情報源だったのです。
暗記するほどに教科書を読んだのが昔の子供。
教科書は自己負担の時代でしたから、教科書も購入できない子もいました。
教科書はそれはそれは大切な本だったのです。

そんな時代もあったのよ。
秋の夜長、たまにはテレビを消して、
スマホも止めて活字の世界に入るのも楽しいかもしれませんよ。

2018.10.08
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夏に逆戻りのような暑い東京地方ですが、
それでも朝晩は涼しい風が吹くようになりました。

夏バテの体に良く頑張ったねとご褒美をあげたい思いです。
秋風が吹いてくると菊の花の「もってのほか」が何よりも好きで食べたい。
今日は友人から早速のおすそ分けをいただきました。

人によっては香りの強いものは好き嫌いが多いもので、
この食用菊も大好きと言うに人にはあまりお目にかかりません。
でもスーパーには季節になると並んでいるので需要はあるのでしょう。

熱湯でさっと茹でで、冷水にこれもまたさっとさらしてから、ポン酢でいただく。
菊のかおりとしゃきしゃきした歯触りがたまりません。

なんだか花を食べるのは花に申し訳ない気持ちもするのですが、
秋を食べている! という幸せ感が口中に満ち満ちてきます。
美味しいものを食べてまだまだ続きそうな天候の不順に体力をつけましょう。

2018.09.24
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今日は十五夜です。
晴れてほしいなと夜の天候が気になります。
数日前から、夜空を見上げてはもう少しね、もう少しねと楽しみにしていました。

月は詩歌によると、古代から日本人に愛されてきたようですが
昭和の童謡には悲しい歌が多いです。

♪十五夜お月さん ごきげんさん
 妹はもらわれていきました。
 ばあやはおいとまとりました

悲しい歌詞でしょう。
また
♪月の砂漠をはるばると 旅のらくだが行きました。
 金のくらには王子様 銀のくらにはお姫様
 だまって並んで行きました。

荒涼とした砂漠を2頭のらくだがもくもくと歩いていく寂しさ。

でもこんな歌もあります。
♪でたでた月がまあるい まあるいまんまるい
 盆のような月が

天空に満ち欠けしながら変化していく月を見るのが子供の頃から好きでした。
忙しい毎日ですが時には、夜空を見上げて宇宙の中の地球のまたその一部の
アジアのなかの小さな日本の、そんな一部に住んでいる自分はと思うと
小さな悩みや苦労はどうってことないと思えてしまいます。

もう星はあまり見えない府中市ですが、月はまだ堪能できます。
見上げてみましょう。どうか雲に隠れませんように。

2018.09.07
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 猛烈な台風、そして地震と日本中の人々が今、大変な日々と闘っていらっしゃいます。

報道される記事やテレビ画面を通して、「ああ、お気の毒に」とかなんとか言う以外に何も支援できない身が、もどかしい思いの方も多いと思います。

けれどどこの被災地でも被災された方々の前向きな姿勢に、
日本人って偉いなあ、としみじみと感じ入ります。
せっかく収穫したハウスのイチゴが物流がストップしているために倉庫で眠っている。
傷んだらもう現金収入は見込めない。一年間の努力が消えていく辛さ。
それでも農家の方は言っていました。
「来年また頑張るしかない」

数年前に購入した家が地震と山崩れで泥の中に埋没してしまった方も言いました。
これから延々とローンを払い続けなけれならないのに。
「救助の方々が丁寧に遺体を取り出してくれた有り難いことです」
これらの被災地の皆様は必ずこう付け足します。
「皆様のお蔭です。本当に感謝しています。」

自分がもうどうしようも無い時に他者への感謝を忘れない素晴らしさ。
こういう人々が日本を支えているのだと感動しています。
何もできないなりに、その感動を胸にして生きていく人々も大勢いるはずです。
被災地のみなさま、どうか頑張りすぎないで、
そして近くにいる人に心の本音をそって呟いて自分を追い込まないで下さいね。

2018.08.27
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 まだ八月、まだまだ八月。
今年の夏ほど秋風が待たれる年がないのではと思うほどに暑いです。
今日も36度、お仕事に育児に介護にと頑張っていらっしゃる皆様、お疲れさまです。
ちえホームもきぼうクラブの職員も暑さに負けずに頑張っています。

ちえホームの木曜市や野菜の無人販売機を市民の皆様方覚えて下さり、
事務長が栽培しているモロヘイヤやツルムラサキなどを買いに来て下さいます。
寄付していただいた衣類も木曜市で人気商品となり、
サイズや柄が気に入ったらもうお買い得。

何より利用者さんが「買って下さる客様がいる」ことが励みになり、木曜市はまだ ? と楽しみにしています。まだ ? と楽しみがあることは何よりも生きがい。
利用者さんは買いに来て下さった方々と顔なじみになり、
わずかでも会話が出来るようになりました。嬉しい進歩です。

人づてに衣類や食器などを届けて下さる地域の方々のお心遣いが有り難い。
家で使わないから、余分にあるからと届けて下さる地域の方々のボランティア精神に感謝いっぱいです。

何事もなく無事に過ごせることに感謝してこの暑さ乗り切りましょうね。

2018.08.11
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あー暑い、ウー暑いと今年の暑さにまいっているうちに、
やっと八月もお盆休みの時期になりました。

新幹線はほぼ満席となり、高速道路も渋滞が始まっています。
毎年のことながら、郷里への混雑する往復を考えるとさぞかし大変なことと思います。
それでも親族や友人の顔を思い描いて行かれるのでしょう。

交通量の少なくなった東八道路を見ながら、生まれ育った東京しか知らない私は、
「帰郷」という言葉に美しい日本語を感じます。
実際はそんなに美しいことばかりでは無くて、そこには人間関係の煩雑さもあることを「帰郷」した人たちからいろいろと聞き及んでいます。
けれどしがらみのない人生は無く、何事も大変なことをお察しいたします。

またこの時期は73年前に日本の敗戦という恐ろしく悲しい思いに、胸の痛みを覚えます。
当時、生まれたばかりの私は敗戦そのものの酷さを知りませんが、敗戦によって人々の暮らしがどんなにか辛いものだったかを、その後何十年も引きずって生きていた人々を仲間にたくさん知っています。

「お父さんさえ、戦死しなかったら高校に行けたのに。」と涙ながらに語った旧友や就職して何年間もお金を貯めて、やっと大学に通った友など、今の若い人々からは想像もできない人生を送った人たち。
その人たちも今はみんな高齢者になりました。

そんな私たちが出来ることは平和の社会を引き継いでいくこと。
大変なことだけど、心して日々暮らしていかねばと思っています。
暑さに負けないで、体も心も労わってお過ごし下さいね。

2018.07.28
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異常気象の情報が世界各地から報道されています。
今日は台風12号が関東地方に上陸しそうです。
雨と風が強くなってきました。

子供の頃に台風一過の青空に向かって、
なぎ倒された庭のコスモスが地面を這うように
立ち上がり咲いているのを見て感動した記憶があります。
植物って強いと思いました。
そして今、被災地の人たちの懸命な復旧努力に人間も強いと思っています。

我以外みな師 そんな思いで以前に読んだ本を読み返しました。
高田 郁 著 銀二貫

天災や火事に何度も何度も遭遇しても逞しく生きる商人のお話です。
人としての矜持をしっかりと持って慎ましく働き続けるけなけな人を描いたら、右に出る作家がいないと思うほどの高田 郁さんは、きっと作家ご自身もそんな方なのでしょう。
料理のシーンを描くにも必ずご自身で何回も試作なさるそうです。
そのようなひたむきさが佳作を描く源になっているのだと思っています。
高田 郁さんの著作を見つけたら読んでみて下さい。
夏の暑さを忘れそうな作品ですから。

2018.07.16
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うあー暑い。大気中がぎらぎら。
集中豪雨にあわれた地域の報道を見るたびにこの暑さ、
インフラもまだ整備されていない地域の皆様の
ご苦労はいかばかりかと痛感いたします。

またこの暑さと埃の中でボランティア活動をなさっている皆様、
本当に有難うと心からお礼を申しあげます。

さて、この暑さの中、私は病院の待合通路で3時間待つ間に
冷房の冷たさにすっかり風邪を引いてしまいました。
夏風邪は辛い。喉はヒリヒリ、鼻水はツーッと垂れる。
体は熱気味でぽっぽするし。
約1週間たっても未だ改善の余地なし。
薬もうがいも、のど飴もしっかりと対応していても治らない。
年相応の体力の低下をしみじみと感じています。

真夏の炎天下に夏期講習に通っていた頃の若さは
50年以上もとうの昔に消え去り、人生はそんなに長くは
ないのだと今更のごとくしみじみと感じています。

皆様、夏風邪にご用心して下さいね。
外出する時は冷房対策に大きめのスカーフなどを持参して。
今朝は道路が静かだなと思っていましたら、今日は海の日で休日とのこと。
もう日にちの観念も無くなるほど、ボオーットして。

汚れちまった悲しみに 今日も小雪の降りかかる 
中原中也の季節の外れの詩集などを
読んで暑さを忘れようと努めている毎日です。

2018.07.06
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真夏日のちょっと一休みのような雨降りの一日です。

むかし昔嫁入り道の藪萱草   山口黄石

まだ道路も出来ていないような狭い山道をお馬に揺られて、
お嫁入りに行った道端に素朴な藪萱草(ヤブカンゾウ)が
「幸せになるのだぞ。たとえどんなに辛くてもきっといつかは良い日がくると信じてな」
という花嫁の父親の気持ちを代弁するかのように咲いていたのでしょうか。

この句を詠むたびに、これからの辛い嫁入りに心痛める親の心情が伝わってきます。
今の時代には想像もできないような、それでもほんの50年くらい前の時代のお話し。

府中市の四谷の外れのわずかに残る雑木林の一角に橙色の藪萱草の
花の群れがあります。
周囲はみんな開拓されて新興住宅が立ち並んでいるほんの狭い一角。
この狭い一角がかつての武蔵野の美しい面影を残している、
たまらなく愛しい場所です。

私が育った頃は、府中市もこのような武蔵野の面影を残している藪や雑木林が
所にあつて、季節ごとに野すみれやりんどう、山百合が可憐に咲いていました。
大型スーパーもホームセンターもなく、
どこで買い物をしていたのだろうと思い出せない位不便な時代。
それでも自然の美しさはいたるところにあって、日々の心の慰め場所になっていました。

今、人は辛い時、どこで何を見て心を癒しているのでしょう。
ふとそんなことが心を過ぎっています。

2018.06.28
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いよいよ熱い日差しの季節になりました。
そしてサッカーのワールドカップも佳境に入ってきましたね。
初戦で勝ったら「うん? 予想と違う」と多くの人が思ったのか、
テレビも各局が放映に熱が入っているようです。
私はスポーツにはあまり興味が無いのですが、
なぜかワールドカップは見てしまいます。

日本の主将の長谷部選手の真摯で冷静な姿が
まさに「かっこいい」とつい思ってしまったのが始まり。
サッカーなるものにこの年齢になって目覚めてしまったのですから
人生とは面白いもの。ですから今夜の試合も見逃せない。

その上、世界で称賛されている日本人のフアンの試合後の清掃する姿。
これもまた嬉しい。若者のすがすがしい姿に日本人として
「なんて今どきの若者の素晴らしさよ」とまたまた嬉しくなっております。

夜更かしの明日の朝の通勤にはお気をつけて下さいね。

2018.06.16
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いよいよ梅雨入り、雨模様の日が続いております。
傘をさして、長靴を履いて。考えただけで気が重いですね。

でもこの雨が水田にとっては恵みの雨。
美味しいお米を育てると思えば気が重いなんて言ってはばちがあたる。

この「ばちがあたる」という言葉も最近はあまり聞かなくなりました。
言葉は時代と共に変化していくものですが、どうしても私が
良い感じがしないのが「エ~ウソ!」「やばい」という言葉です。

一体 「やばい」とはどこからきた言葉かしら。
嬉しい時も驚いた時も「やばいよ」
もっと美しい日本語には語彙があるのですから、
なにがどうなのか表現してほしいなと思のですが、
そんなこと言ったら「やばい」と言われかねませんね。

あじさいが咲き、クチナシの甘い香りが漂ってくる梅雨どき。
しっとりとした日本の情景をテレビの旅番組で一緒に旅をした気分で眺めています。

2018.05.20
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強風や大雨が止み、やっと五月らしいさわやかな天気の今日。
青葉の輝きがひときわ美しく見えます。

ちえホームの利用者さんと支援員の方たちが、府中市の
「障がい者軽スポーツ大会」に初めて参加させていただきました。

誰が付き添っていくか、送迎はどうするか、参加しない利用者さんは
誰がちえホームに残ってお世話するかなどなど、
事前に打ち合わせをして、いざ出発。

当日、参加した利用者さん達はちえホームに戻って来るなり、
数々の参加賞を嬉しそうに見せてくれました。

「こんな大きなメロンパン!」「クッキーもらったよ」「タオル嬉しいな!」など
笑顔いっぱいの満ち足りた表情に思わず、
「良かったわね」「そう、玉入れしたの」と聞いている私もウキウキ。
ほとんど会話がない利用者さんも手をたたいて喜びを表現しています。

企画を立て、実行する役員のみなさまはさぞや大変だったことでしょう。
利用者さんのはじけるほどの笑顔が役員のみなさまへの
何よりのお礼とご報告させていただきます。
ありがとうございました。

2018.04.28
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柿若葉、晴天が続きそうなゴールデンウイークとなりそうです。
外出の方は楽しみですね。
どこにも行けない方も室内の片付けや身の回りの整理をして、
気分を春らしくしてみるのも楽しそう。

私は久々に時間が取れそうなのでかなり以前から積読してなかなか読み通せなかった本に取り組んでいます。そんなに長編ではないのです。
ただ内容があまりにも気が重くて、読んでいく体力があるかしらと悩んでいました。
「収容所からの遺書」辺見じゅん著

第二次大戦が終わってもソビエト連邦に逮捕され、長い間過酷な極寒の地で強制的に重労働に従事させされた日本人の話です。多くの人が栄養失調で亡くなりました。
そんな昔の話をと思わないで読んで下さいね。

彼等の中に人間的に誰からも信頼され、暗い収容所の中で短歌や詩を創ったりと
前向きに生きることで励まし続けた人がいました。
その人が重篤状態になり亡くなる寸前に周囲の人々は
彼の文章や家族への遺書を残す事に決めます。

けれど文章に残せばソ連兵に見つかり処刑されてしまいます。
どうしたか? 仲間は分担して暗記することにしたのです。
頭の中にあるものは見つかりませんから。
見も心もへとへとになる重労働のあとに、必死で暗記し続けます。

やがて十数年後、やっと祖国日本に帰還しそれぞれの故郷に帰っていきます。
そして亡くなられた方の奥さんに彼らが暗記した遺書は
少しずつ、少しずつ届けられていきます。
日本人の誠心誠意とはかくも尊いものかと読後に強烈に心を覆っています。

かつて太宰治の「走れメロス」が人の心を打ったように、
「収容所からの遺書」は人を思う日本人の精髄として誇りに思う本でした。
時間が取れる方はぜひ読んでみて下さい。

2018.04.09
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ヤマブキの黄色や白い花が風に揺れています。
日本の季節は次から次へと花々が咲いてなんて美しいのでしょう。

そんな自然の美しさをアニメの映像にたっぷりと描いて下さった
高畑勲さんがお亡くなりになりました。
まだまだいくつもの作品を描いていただきたかったと残念な思いです。

40年くらい前にテレビで流れていた「アルプスの少女ハイジ」の音楽が耳に残ります。
当時、3才くらいだつた近所の女の子が「クララが立ったの。歩いたの。」
放送後に我が家に興奮気味に伝えてくれた表情までが浮かんできます。

子供たちの心に感動をたくさん芽生えさせていただいてありがとうございます。
また「赤毛のアン」では昔、少女だった中高年の涙もあふれさせてくれました。

素直に感動することが「ダサイ」と言われた時代に、
人の心の原点をきちんと描いて下さったその真摯な姿勢に心から感謝いたします。
いつの世も、基本的なものは忘れてはいけないとしみじみと感じています。

ひとりの人の心が多くのスタッフを動かして、
アニメという漫画を芸術作品にまで仕上げたご苦労は計り知れないと思います。
価値ある生き方を示して下さった高畑勲さんを日本人の誇りして哀悼いたします。

高畑勲さん。あなたの描いたアニメは後世まで
子供から大人まで心に受け継いでいく事でしょう。 合掌

2018.04.01
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長く寒い冬がやっと明けて4月になりました。
東京はもうあちらこちらで桜の花が満開です。

テレビの映像では、散り始めた川べりで「花筏」が目を楽しませてくれています。
「花筏」美しい言葉ですね。

千鳥ヶ淵のお堀端で花吹雪が舞う「花筏」を学友たちと
ただ感嘆の思いで眺めたのはもう50年以上前の事。
年年歳歳、年は経ても当時の学友は今でも大切な思い出を共有できる仲間。
みんな白髪のおじいさん、おばあさんになりましたが、
桜を見ているときは青春時代に戻ります。

人にはみなそれぞれよきにつけ悪気につけ何かに関わる思い出があるでしょう。
桜にはとくにその思いがあるようです。

今日は、桜の花のはかない命をひとり心行くまで味わってみようと
遠くまでは出かけられないので家から数分の周囲をぐるっとめぐって来ました。
友人が電話をくれました、「恵子さん!今年も桜を見れたわね」
そうお陰様で無事見ることが出来ました。

散る桜 残る桜も散る桜 こんな句を思い出しながら、、、。

2018.03.17
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暖かい日もあって桜の開花宣言も近いことでしょう。
やさしい花の色と香りが楽しみです。

パラリンピックに出場している選手の皆様の活躍に「偉いな。たいしたものだ。」と連日感激しています。
足や手を失った方が失望から立ち上がって、活躍するまでの道のりはどんなにか心の葛藤があったことでしょう。それを克服して出場するまでには本人はもとより、多くの影のサポーターの方々の応援もあったことをテレビの特番で知りました。

スキーやスノーボードの板を調整している方は選手、一人ひとりの滑り方を研究し、また視力を失った方と帆走する方は右、左とカーブを導いています。
そして最後まで滑り切った選手を讃える涙と拍手に、
共に戦った喜びを全身に表している姿。
人間って素晴らしいなとしみじみと感じています。

どんな時も精一杯生きていくことの大切さを、美しさをあらためて味わっています。
そう、生きている限り精一杯と自分に言い聞かせて。

2018.03.10
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3月に入りましたが、まだまだ寒いですね。
でもね、ちょっと歩いているときにでも道端に目を落として下さい。
この時期、道端のわずかな地面に青い小さな花びらを寒さに負けじと咲かせている花があるかもしれません。
それは「おおいぬのふぐり」。
澄んだ青空のような真っ青の美しい色、小さな小さな花びら。
寒い風にゆられて咲くこの花を見つけると、寒さももう少しの辛抱とほっとします。。

数日前に東八道路の歩道に見つけました。わずかな敷地に咲く真っ青な可愛い花を。
本当は広い所で伸び伸び咲きたいのでしょうに、種が落ちたところが悪かった?
でも咲いているのです。
春になると小さな野の花があちこちに咲き出します。
まだここ府中でもわずかな隙間に野の花を見つけることができますよ。
赤紫の「ほとけのざ」白い「はこべ」などなど。
見つけて下さいね。もし見つかったら「きれいよ!」と褒めてあげて下さい。
褒められて嬉しいのは人だけではないようで、花だって褒められればもっときれいに咲くようです。春を見つけましょう!

2018.02.23
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まだまだ冷え込みが厳しいですね。
病院に行くとインフルエンザの患者さんの他に、
花粉症の患者さんも増えているようです。

そんなある日の病院での出来事です。
酸素吸入器をつけている私を見て、若いお母さんが話しかけてきました。
「うちの子も酸素をつけているんです。」
見ると抱きかかえられている小さな赤ちゃんが鼻からチューブをつけ、目はぼんやりとあらぬ方を見ています。明らかにかなり重度の障がい児とお見うけします。
「チューブを付けているうちの子を見ると、多くの人がいけないものを見てしまったというように目をそらすのです。」悲しそうな表情で話を続けます。
「でも、嬉しそうな表情も、いやいやもするんです。」
お母さんの気持ちはきっといつも周囲から疎外され、家庭の中でひとりわが子と必死に向き合っている切なさが、他人の私に話さなくてはいられない気持ちにさせたのでしょう

いまや世間では多くの障がい児が医療と教育の厚いフォローを受けていますが、
小さな赤ちゃんを育てているお母さんにまでは行き届かないのでしょう。
赤ちゃんの顔をみて「お互いに頑張ろうね」と思わず言った私を、
お母さんは「有難うございます。」と何度も頭を下げていました。

いろいろな人がいますから見られたくない人もいるでしょう。
でもどこかにこんな切迫した気持ちの親御さんもいるかもしれません。
微笑みが親御さんの心を少しは楽にさせてあげられるなら、
微笑みを交わしてみようとしみじみと思った思った一日でした。

2018.02.19
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新聞の天気予報の欄を見る時に、いつも東京地方を見てから、
北陸や山陰地方はどうかしら? と気になります。
ずっと雪だるまのマークがついていると、
雪かきや屋根の雪下ろしにさぞやお困りのことと案じています。
案じているだけで何もできないのですが、、、。

高齢の家族や単身者の方々が、
もうこれ以上降ったら家の外にも出られないと話しているテレビを見ます。
公共団体で「雪かき隊」のボランティアを募集して助けてあげられないのかしら?
日本にもボランティア活動がだいぶ普及しています。
どうぞ助けてあげて下さいと誰ともなくお願いしています。

関東地方は青空の広がる好天気ですがインフルエンザが流行って、
きぼうクラブのお子さんたちのお休みが目につきます。
病院で高熱で赤い顔をして苦しんでいる姿をみると胸が痛みます。

外から帰ったら大人も子供もまず手洗い、そしてうがいを忘れないでね。
この昔からの当たり前のことが基本らしいです。
大人はまあ~いいかとと面倒がる人がいますが、その面倒が可愛いお子さんが
インフルエンザにかかるとしたら、面倒なんて言っていられないでしょ。

寒さもあと2ケ月、みんなで頑張りましょうね。

2018.02.03
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節分の日ですね。
保育園や幼稚園また各ご家庭では今夜は「鬼は外」の元気な声が聞こえることでしょう。
関東地方ではあまりなじみのなかった「恵方巻」もテレビやチラシの影響か、
スーパーではにぎやかに販売していますね。
何はともあれ食べることは元気な源。
あれこれ理由をつけて楽しんでみることは良いことかもしれません。
子供のいない中高年のご家庭でも楽しんでみませんか?

私が入院していた病院では、行事食といって大晦日の年越しそばや七草粥など、
いわれを書いた小さなカードが添えられて、入院中でもきちんと世間の人々なみに行事を楽しませていただきました。
日ごろ仕事に追われていた我が家では、行事食などとは縁がなかったので、あー世間ではこうして祝うのねと再認識をした次第です。

忙しくてもちょっとした心遣いが必要だったと来し方を反省しています。
今年は楽しいことは自分の年齢に関係なくチャレンジして、
人生を笑顔で過ごせたらと思うこの頃です。

2018.01.20
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この欄を長い間お休みしました。
「どうしましたか?」と優しいお問い合わせをいただき感激しています。
肺炎で40日間入院していました。
入院の間、病院で働く医師、看護師、助手の方々の言葉使いの優しさに感動の毎日でした。
どのかたも「あなたのことを大切に思っていますよ」という思いやりあふれる話し方。
体が弱っているときは何よりも有り難いものです。

そしてちえホームでも、きぼうクラブでも「言葉使いは優しくね」と日ごろ職員には伝えているのですが、とてもここの病院のスタッフほどには行き渡っていないなと反省することしきりでした。
言葉は人の心に温かくも冷たくも響くものです。
何よりちえホーム、きぼうクラブに通っていらっしゃる方々の心が安らぎに満ちる言葉を発していくよう職員には十分に理解してもらおうと思って退院しました。
今年も皆様の幸せを心から祈ります。

2017.11.15
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朝晩、めっきりと冷え込んできましたね。
温かい鍋物や具だくさんの汁物が美味しい季節となりました。
当法人の役員をなさっている方が、畑を借りて農園を始めてここ数年。
収穫物にも成長のしるしが著しく、先日は里芋を頂戴しました。

♪ お芋の葉っぱに 朝露ポロリ ♪ と歌われるように大きな大きな葉と太くて長い茎。

でも地面の中では葉っぱとは想像もつかない、小さな里芋が実っています。
掘るのも大変でしたでしょうと労うと、いや汗かいて気持ちがよかった!
収穫の喜びもひとしおの感。
早速、まずはお芋の煮っ転がしを作りました。
丁寧にお米のとぎ汁で下茹でをしてからさっと茹でこぼして、次にやや甘めの砂糖とお醤油でコトコト。そうお出しは鰹節をたっぷりと。

せっかく丹精こめた収穫物ですもの。調理にも丹精こめて。
それはそれは美味しくいただきました。
よくスーパーで見かける○○さんが作ったキャベツなどと説明に生産者のお顔が写った大きめなカードを見かけます。
ふう~ん この方がつくったの 日焼けのお顔が優しそう。ついつい買ってみようと思います。里芋も優しい役員さんのお顔が浮かんで、満ち足りた夕食の一品となりました。

2017.09.30
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大風が吹いたり、大雨が降り続いたりと被災地の人々はどうしていらっしゃるのかと心を痛めているうちに、もう9月も末日になってしまいました。
今年は気象の変化に戸惑いつつ、人間の無力を感じる夏でした。
住宅に流れ込んだ泥の排除、水につかった家具など後始末にお疲れのことと思います。

それでも彼岸花がこの季節になると律儀に咲き、きんもくせいの香りが漂ってきます。
長い歴史のなかで、人々は災難にめげずに立ち上がってきたのかと、先人のかたがたの逞しさと努力にひたすら感心をしているこの頃です。

10粒ほどの栗の実を夫が買って来ました。
茹でて食べてはあっけないと思い、栗ご飯を作りました。
以前のようには上手にはいきませんでしたが、初秋の香りを頂ける幸せをしみじみと味わいました。

たくさんの楽しさと、たくさんの悲しみとを織り交ぜながら日々が過ぎていくことの大変さを感じて、それでもまたきっと良いことがありますようにと祈っています。

2017.08.26
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猛烈な大雨が降ったり、風が強かったりと今年の夏休みは、さんざんな目にあったことでしょう。それでもここ数日は太陽がぎらついて暑くなってきました。

でもね、夜が近づくと「ワーシャーワシヤー」「リーンリーン」と秋の虫の音がしてきます。この長雨の間どこに潜んでいたのかしらと思うほど、元気で鳴いています。

木立の影も少し長めになり、もうすぐ秋ですよと告げている様子。
近くのコンビニでは冷たいアイスコーヒーが連日売れに売れましたとのこと。
みなさま、暑さの中お疲れ様です。

きぼううクラブもちえホームも、いつもより出席者が少ない日がありましたが、「おはようございます」と元気な声が響いています。

この声を聞くと、サー今日も頑張ろうと支援員のみなさんも元気が出ます。
事務長は日曜もなくせっせ、せっせと働いて少し痩せました。
「今日は○○さんが紐通しができたよ」「▽さんは声をかけてくれたよ」と夜には嬉しい報告がたくさん聞けます。

就業体験の方たちも張り切って挑戦してくれました。慣れない集団の中で、緊張の毎日でしょうけれど、りっぱにやり通してくれました。まずは良かった、良かった。
みなさま、もう少し涼しくなるまで、体に気を付けて下さいね。

2017.08.05
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ご無沙汰しております。
久しぶりに「風の便り」を書いています。
2ケ月前に足のケガをして痛くて、痛くてヒーヒー言っておりました。
やっと痛みも薄らいできて、体が動けることは有り難いとほっとしているところです。

さてきぼうクラブで嬉しい光景を目にしました。
お帰りの時間になり、みんなで足をウエットティシュで拭き始めました。
すると、きぼうクラブで誰よりも元気で大声をだしている、男の子がぬいぐるみのトトロを丁寧に拭いているのです。

ちょっと涎がでるお子さんがずっと抱いていたトトロ。それをきれいに拭いているのです。
「自分の足を拭きなさい」と指導員に注意されても言い訳もしないで、丁寧に丁寧に。
あの元気すぎる男の子が涎をだしていた子の後始末をなんにも言わないで拭いている。
いつものいたずらっ子の顔が優しい目をして。

彼の優しい思いやりに胸がキュンとなりました。
みんな心のどこかにこんな優しさを持っているのね。

2017.06.17
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雨の少ない東京地方ですが、6月に咲く花々が美しく咲き出しました。
花菖蒲、卯の花、あじさいと毎年恒例のごとくにいつもの場所で花をつけてくれます。
そこにあるのが当然のように。

きぼうクラブにも、毎週火曜日の夕方に本を読んで下さる
女性ボランティアの方が来てくれます。
仕事の合間に図書館に通い絵本選びをして、
どんな本が喜ばれるか下見をしてからよいしょと本を抱えて来てくれます。
また彼女は障がい児教育の講演会にも頻繁に行って学んでいます。

火曜日、子供たちの様子をそ~っと見てみました。
初めから真剣に食い入るように聞いている子供、おもちゃ遊びをしながら
耳だけは聞いていて、お話しが盛り上がってくると絵本に集中してきました。
最後は大きな拍手をして「次は何を読んでくれる?」とおねだりする子供や
彼女の服を握って離さない子もいます。

きぼうクラブ創設以来ずっと3年間続けている彼女の努力と
子供への愛情の深さに有り難いと感謝の念でいっぱいになります。

ところが支援員の中には「どうせ聞いちゃいないよ」と
あきらかに嫌がらせを言う人がいるのです。
この人は子供の頃に絵本に魅せられたことがないのかしら?と悲しくなります。
支援員を採用する時に、その人の詳細は模範的なリクルート返答に迷わされないように、
とつくづく感じているこの頃です。

2017.06.09
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すっきりしないお天気が続いていますね。
すっきりしない日々に何とも嬉しいことがありました。

ちえホームに通所して約1年2ケ月が過ぎたM君が、初めて事務長の顔を見て
「おはようございます。」と自分から挨拶をしてくれたのです。

人とあまり目を合わせないようにしているM君はまず人からの声かけを嫌います。
ですから事務長はもう嬉しくてたまらなく、
「やっと彼に認識してもらえた!」とニコニコしっぱなし。
こういう嬉しいことがあると大変な毎日の疲れが吹き飛んでしまいます。

梅雨空にあじさいの花が色づいてきました。
嬉しいことがまたありますように。

2017.06.02
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暑くくなりましたね。
外を歩いている方のハンカチはもうグシャグシャ。

そのようなわけで、ちえホームの支援員さん達は、
飲み物が足りなくならないように頻繁に、
麦茶・アイスティー・アイスコーヒー等をせっせと補給しています。

忙しい中、各種の飲み物を絶えず補給していく支援員さん達の気配りは大変でしょう。
それでも「水分とってね」「のど乾いた? 」とやさしい声かけをしています。

毎日、何気なく声かけをしているようでも、体調悪い人はいないかしら?
昨晩遅くまでテレビを見て眠そうな人等きちんと把握しています。

支援員さん達の気配りや優しさがきちんとできているから、
毎日が無事に済んでいるのですね。
今日は頑張っている支援員さん達を褒めてあげたいです。

2017.05.14
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早くも、5月となりました。
月日の経つのは何と早いことでしょう。
真夏のように暑い日もあれば、肌寒い日もあって風邪を引きやすいこの頃です。

今日は母の日。
町のお花屋さんではカーネーションが売れていることでしょう。

カーネーションは見ているには美しいけれど、
育てるのはそれはそれは大変なんだそうです。
いわゆる商品として売るためには茎はまっすぐと何センチ以上、
花の大きさは、色はと吟味されて初めてお店に並ぶとか。

以前にカーネーションの温室栽培をしている人から聞いた話では、
一輪の花のために小さな芽摘みを、外気と違う温室内でする作業は体にこたえるそうです。

今や世界各国で輸出される産業に成長したカーネーション業界。
いただいた方は心から「ありがとう」と喜びましょうね。

2017.04.09
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わずかな日々の花の美しさを余韻に残して、さくらは舞い落ちています。
また一年の長い眠りの時に入っていきます。
多くの人々の心に美しさと儚さと、時として喜びや悲しみの思い出を蘇らせて。

そして、ちえホームにも新卒の方々が入所してきました。
どんなにか緊張していることでしょう。

まずはちえホームに居ることから慣れていただくこと。
そして仲間の人たちが優しく迎えてくれること。
一年前、二年前に入所してきた仲間が、
先輩として「大丈夫だよ」と手を握りしめています。
「うん」とうなずき嬉しそうな表情です。

4月生まれの方の「誕生会」を4月6日に開きました。
事務長が買ってきた二種類のケーキをテーブルに並べると、
「ワー!」と言って拍手をする新人さん達に、先輩が言います「誕生日はいつ?」
でも、もう彼らは「歌う!ハッピーバースディって!」と大はしゃぎ。

みんなで大きな声で歌って、麦茶やアイスティで乾杯!
ケーキの飾りにナイフが入らないように、支援員さんが注意してカット。
どこがいいのと聞くと、それはもう満面の笑みで「ここ!」と選んで、
大きな声で「いただきまあ~す!」

手でほっぺを指して「美味しい」かろうじて理解できる言葉で言っています。
何回も、何回も。「美味しいね」と支援員さんが答えると指で丸を作り、
また何回も丸を作っています。
こんなに喜んでくれて、さぞやケーキは大満足でしょう。

これからが長い一年が始まります。みんな一歩、一歩頑張りましょうね。
見ている方が幸せな光景でした。

2017.03.11
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風はやや強いけれど、日差しは春の柔らかいお天気です。
日本の気候の微妙な変化の美しさをとらえていると思われるのが俳句。
ただいまテレビで人気の「プレバト」をご覧になっていますか?

生け花や料理、書道などその道の素晴らしい先生方が、素人のタレントさん達の作品を添削、ご指導して下さる番組です。特に俳句が面白い。
毒舌先生といわれる夏井いつき先生と、司会の浜田さんたちとの掛け合いも面白い。
助詞の使い方一つでぐっと俳句の持つイメージが変わってしまう日本語の美しさに、
毎週木曜日の夜7時が待ち遠しい。

亡父は、数十年間俳句の同好会の同人で、よくノートに何やら書き込んでいた姿が思い出されます。その時は全く興味が無かったのですが、今、父がいたら一緒に楽しめるのになと残念。

歳時記の売れ行きが上々とか。書店の片隅に置かれていた歳時記が、日の目を見る時が来た! それも若い方がよく買っていくとか。
嬉しいではないですか。何でもかんでも「マジッ」で片づけないで語彙を増やしてくれる若者が増えてきたなんて、国語しかできなかった私は嬉しくてたまりません。

2017.03.03
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東京地方は朝から日差しが柔らかくぽかぽかのお天気です。
まさにお雛様日和。

ちえホームではお昼のお食事はお雛様会にするそうです。
支援員もみんなで考えてチラシ寿司を作るとかで昨日から張り切っています。

事務長は、町田の農場に早咲きの桜が咲いたと言って、往復1時間以上もかかるのに桜の枝を切りに行きました。ちえホームにいる時間が楽しく、居心地の良い場所になるようにと、これまた張り切っています。

一人一人の支援員が利用者さんにはどう接したら、
利用者さんの心に届くかを考えて欲しいと願っています。
人の心は様々ですが、ちえホームで働いている時間は利用者さんのために、
解らなければ支援員同士が話し合い、学びあって欲しい。
支援員は大切な尊い仕事をしていると認識をしてほしい。

この頃、理事長として心からそう願っています。
ちょっといい加減な態度の支援員に喝つ!

2017.02.25
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もうすぐ春がやってきます。
北国ではまだまだ雪が積もっているようですが、東京地方は温かい日よりの日が続いています。北国の人には申し訳ないのですが、有り難いことと嬉しく感じています。

さてフィギュアスケートが行われていますね。
小さな体で全身に神経を行き届かせて滑っている宇野選手をご存知ですか。
男子の中ではこの身長は不利と思って見ていましたが、彼は指先にまで神経を
注いでそれは美しいスケートを見せてくれます。

派手さはないけれど、言葉使いも美しく今どきの若者の素晴らしさを
テレビ画面から伝えてくれているのにはひたすら感心。
上位の時も奢らずに、必ずもう少しこうすれば良かったと謙虚な姿勢。

こういう青年が育っていることに日本人の良さを感じてしまうのです。
なんにでも「やばい」という語彙の少ない若者たちに彼の姿勢を見てほしい。
今期も「頑張れ、落ち着いてね」とテレビ画面に声援を送っております。

2017.02.16
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ここ数日、東京地方は温かい日よりが続いています。
歩いていて見上げると木の枝先の冬芽が少しずつ膨らんできています。
「春になったら咲く準備をしていますよ」と言うかのように、
桜の枝先も小さな枝先がやや赤みをおびてきています。

「春になったら」という言葉、春になったらきっと良いことがありますよと
期待感を感じますね。

私どものように70才代を超えると、旧友たちとの会話にも「春になったら
お会いしましょうね」と約束することが多くなりました。
それまでに持病を治して、とかお互いに自分に言い聞かせて。
若い時には考えもしなかった言葉です。

そして本屋さんの書棚にも、数十年前はバリバリと働いて同年代の女性たちから
羨望の眼差しで見られていた方々が老年の生き方の著作を著しているのを多く見ます。
下重暁子さんや樋口恵子さん、佐藤愛子さんなどなど。

あまり外出する機会がなくなった私は一度外出する時は、それらの本を買い込みます。
どんなに活躍した方も同じように老いていくという平等、でも彼女たちは頑張っている。
だからささやかに生きている私も気持ちだけでも頑張ろうと思って。

「春になったら」いい言葉ですね。

2017.01.07
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明けましておめでとうございます。
でもお目出度くない人だっているのよね。
いろいろと生きていくのは辛いもの。
でも今年の東京地方のお正月は青い空が輝くような美しさ。
まずはお天気に感謝。
そしてどさっと重い元旦の新聞が届くことにも感謝。
ひとつひとつ考えると感謝することがたくさんありそう。
あれもしなくては、と心に浮かぶことはあるけれど、
まあー少し気を長くもって。急がない、あせらない。
私は在宅酸素が吸えることに感謝しています。
昔なら在宅酸素なんて余程のお金持ちしかできない贅沢。
保険が行き届く日本に生まれたことにも感謝です。

後は夜にベットに早々と入り、ため込んだ本を読んでいます。
内田康夫さんの探偵小説から、高田 郁さんの時代物やらと人間の優しさ
が心にほっこりとする落ち着く本を眠りの前の儀式のごとく楽しんでいます。
自分の楽しみにやっと時間が取れるようになった幸せ。
今年もそんな幸せが続きますように。

どうぞ皆様もご自分の幸せを見つけて下さいね。
今年一年が大きな事故や災害が無いことを祈ります。

2016.12.17
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寒いですね。
そして今年も残り少なくなってきました。
この寒い朝に両手いっぱいのビニール袋に空き缶を入れて届けて下さるちえホームの応援者の皆様、心から「有難うございます」。
いくつもの知り合いの輪が広がっていき、またそこから知り合いの輪がつながっていく。
人ってこんなに無償の温かい心を持っていて下さるのだと毎日、毎日たくさんの「有難う」を言わせていただきます。

利用者さんも増えて来ました。
送迎の車も人員も増えて、何か誰かに出来ることはないかと事務長はお仕事探しにも夢中です。
誰かのためにと心を働かせて下さる支援員の方にも「ありがとう」。
そしてこのホームページを制作して下さっている素敵な女性にもありがとうございます。
「ちえホーム」と「きぼうクラブ」もやっとすこーし見通しが見えてきたようです。

「ありがとう」「おはようございます」「さようなら」これらの言葉がお互いに、
そして応援して下さる皆様へ言葉に出して言えるように
来年はもっともっと心の交流が出来るようになることを願っております。
みなさま、どうぞお大切にお体に気を付けて下さいね。

2016.11.28
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早いもので今年もあと1ケ月足らずとなりました。
そしてなんて寒いのでしょう。

でもきぼうクラブのお部屋に行くとお子様たちが製作した、
落ち葉をまとったミノムシさん達がいっぱい展示されています。
み~んな違って面白い。み~んな可愛い表情をしています。
指導して下さっている指導員さん達の愛情を感じます。
個性を育てると簡単に言いますが、それが出来れば大したもので、
なかなか出来ないものなのね。
きぼうクラブの指導員さん達はひとりひとりの思いを上手に育てています。
ワ~良いねと褒められれば、嬉しくなります。
褒め上手な指導員さん達に感謝です。

一日、一日を指導員さん達の温かい言葉に守られて過ごしてほしいと願っています。
大人だって褒められれば一日良い気分で過ごせます。
みんな褒め上手になって、温かい気分で寒さを乗り切りましょうね。

2016.11.06
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東京地方は久しぶりに青空続きの秋らしい天候です。
各地でマラソン大会や運動会などが行われていますね。
日本の秋の空に似合うのが、柿の木。
たわわに実る柿の木を見ると「あ~秋だわ~」と幸せな気持ちなります。
福島から柿の実が届きました。
震災にめげないで農家の方々が頑張って収穫した柿の実がぎっしりと詰まった
段ボール箱に嬉しい悲鳴をあげて、もうさっそくいただきました。

柿に栗に畑では里芋や八頭、そしてサツマイモと実りの秋は嬉しいですね。
幼稚園のお子さんが秋の遠足でサツマイモ掘りなど体験しているニュースに
思わず顔もほころびます。

どうかこれ以上自然災害が起きないで人々が、収穫や大漁旗がなびく世の中に
なってくれることを祈っています。

朝晩はかなり冷え込んできました。
みなさま、風邪をひきませんように。

2016.10.09
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リオデジャネイロオリンピックで活躍した選手たちのパレードに、
東京の街には大勢の人たちが応援や感謝を込めて集まっていましたね。
テレビに映る華やかな画面を見るにつけても、日の目を見た人たちには良かった、良かったと嬉しくなります。
そして全国にいるオリンピックには出場出来なかったけれど、
毎日練習をしてきた大勢の人たちがその陰にはいることを忘れてはいけないと思っています。
青春の一時期を部活や企業の中で努力している人たちは出場した人たちの何十倍、何百倍もいることでしょう。

そんな人たちにもお疲れさまと言いたくなります。
誰もが栄冠に輝けるわけではありません。けれど頑張ったことだけは誰よりも自分が知っているのですもの。
長いこれから先の人生にきっと良い結果がでますよと励ましてあげたい思いです。
挫折や失敗の中で得るものはたくさんあります。
失敗だらけの私ですが、それも良い思い出だと思っています。
そう人生なにごとも上手くいくわけではない事を知っただけでも価値がありました。

キンモクセイの香りを胸いっぱい吸ってまた元気に生きましょう。

2016.09.22
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連日の台風による大雨、そして秋の長雨と続いて気分も湿りがちですね。
青空が見たいと願っています。
けれどそんな雨も、ちえホームで育てているシイタケには良い条件となっているようで、事務長は農場で毎日、シイタケの榾木の向きを変えて、雨や太陽のあたりが良いようにとせっせと働いています。
事務長のやることはもう、朝から夜中までいくら時間があっても足りない位。

それでもちえホームの利用者さんが少しでも喜んだり、感動してほしいと動き回っています。「わ~すごい!!」と成長したシイタケを収穫する利用者さんの姿を想像して頑張っていますよ。

ちえホームのためには地域のボランティアの人たちも毎日、空缶を集めたり、
賛同して協力してくれる仲間を広げてくれています。
人が喜ぶ姿を想像して、共有してくれるボランティアさん達には無償の愛の尊さを有り難く感謝しています。

人生、本当に良い時ばかりではなくても、きっとどこかで誰かが応援してくれています。
ですからみんなで毎日を楽しく頑張りましょうね。

2016.09.01
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東北、北海道地方に甚大な被害を残して台風が去りました。
そして今日は青空にギラギラと太陽が照りつけています。
外を眺めては「暑い!」と繰り返して言う私に、夕方帰ってくる人たちが
「でもねえ もう風は秋の気配だよ。もう少しの辛抱 辛抱」と慰めてくれました。
そうですね。あと1ケ月もすれば夕方の日の入りも早くなるでしょう。

それにしても家は流され、じゃがいもや玉ねぎが泥に浸かって出荷できない農家の人々にとってはどこから手を付けていいのか途方にくれていることでしょう。
「せっかく春から丹精込めて作ったのに、ほれ見てこんなになっちゃった」と
ジャガイモを引き抜いて見せた農家の方のお顔がテレビの画面で悔しさでいっぱい。
本当に本当にお気の毒です。
昔から日本人は天災には毎年悩まされていますが今年は特に多い。
購入した食材はこういう農家の方々の苦労の賜物と思って、大切に使い切りたいですね。

食品の廃棄問題を取り上げていたばかり。
大切にね。心からそう思います。

皆様、夏に負けないように水分と睡眠をしっかりとって頑張りましょうネ。

2016.08.06
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いよいよ本格的な暑さがやってきましたね。
皆様、お変わりなくおすごしでしょうか?
時には大雨になったり、雷がごろごろと鳴ったりと今年の夏は日々落ち着かない天候です。

そしてリオのオリンピックが始まって、時差の関係で眠れない人もいらっしゃることでしょう。
でもちえホームもきぼうクラブもお迎えの車から「おはようございます」と元気な声で出席してくれています。
でもね、大人の方が対象のちえホームでは時には「今日は行きたくない」と布団から起きられない方もいます。ちゃんと出席して、お昼ご飯も食べて規則正しくしましょうと事務長は日に何回もお迎えに行っています。
「シャワーを浴びてさー行こう」と促すと出席すればそれなりに楽しく過ごし、ご飯もモリモリと食べて帰りには元気よくお送りの車でご帰宅。

毎日、来れない人にはその理由を聞いて、その対応や声かけが大切なんですね。
事務長や支援員の方たちの「何とか元気に楽しく過ごしてほしい」という思いが利用者さんに届きますように。

皆様、夏に負けないように水分と睡眠をしっかりとって頑張りましょうネ。

2016.07.21
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夏休みになりました。
でもここ数日は雨模様のやや涼しい毎日ですね。
小欄を読んで下さっている方々は変わりなくお過ごしでしょうか。

さて今年の7月はちえホームの利用者さん達の中で脱水症の方が日々増えてきています。
休憩時間以外にもたくさんの飲み物を用意して脱水症状には職員も気を付けているのですが、本人も解らないうちに脱水症になっているようです。
ちえホームでは、1階の愛和診療所の先生にすぐ診断していただいています。

そういう私も先日なんだか体の調子が変で、愛和診療所にいきましたら「脱水症」と診断されて点滴を打っていただきました。
一日1,5~2リットル位の水分が食事以外から摂取する必要があるそうです。
これがなかなか難しい量です。
どうぞ皆様も出先にも水分をご用意して、もちろんお家にいるときも頻繁に水分摂取に努めて下さいね。甘いジュースではなくてお水を飲んだ方が良いそうです。
夏を乗り切る一つの方法と思ってぜひお試しくださいね。

2016.06.25
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♪ 雨飴フレフレ ♪
と歌っている場合では無いような、ある地域では豪雨となり、
またある地域では雨が降らずに渇水状態となっています。
本当に自然って上手くいかないものですね。

さて今回のちえホームの写真を見ていただきましたか?
木曜市の写真です。
毎週木曜日に、皆さまから寄付していただいた物品を販売してちえホームの収入の一部にあてていますが、これがなかなか通りがかっても振り向いてくれる人が今週はいません。

すると利用者さんが「私が呼び込みをする。」と名乗り出てくれました。
一瞬、どうしようと悩みました。でも彼女は「私はいつも人にお世話になるだけではなく、私でも役に立ちたい。」と強い決意です。
よおーし一緒に呼び込みしようね。と立ちました。

あいにくの小雨が上がった天気、それに木曜市の看板もないので、成果は皆無でしたが、利用者さんの共に頑張ろうよという決意に支援員も、もっと工夫しようと新に決意しました。
いろいろな掘り出し物がありますよ。立ち寄って下さいね。

2016.06.18
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東京の今日の天気は、ワーッと言う暑さがやってきました。
もう日差しのきついこと。
とても帽子や日傘がないと外は歩けません。
それでもきぼうクラブとちえホームの利用者さんは、元気にやってきてくれました。
行こうという気持ちが何よりも嬉しい!
きぼうクラブではただ今人気の「エビかに体操」が始まります。
この曲、大人でもつい手や足が動いてしまう楽しい曲。
ニコニコしてぴょんぴょん踊る子供たちの姿が愛しくてたまりません。

ちえホームでは人数も増えて来ました。
出来ない人に「こうするといいよ」と手をとって教えあい、
おやつの時間に我先に手を出す人には「残っているものは僕が食べていいですか」と聞こうね。と優しい先輩の助言も出てきました。
笑顔が絶えないちえホームに職員も思わず顔がほころびます。

各学校からの体験入所の方も増えてきて、先輩方はそれも嬉しそうです。
アットホームな雰囲気を見にいらして下さいね。
お電話をかけて下さい。お待ちしております。

2016.06.07
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梅雨に入りましたね。
細かい雨がしとしとと朝から降っています。
昨日、近所の友人から大輪のアジサイをどっさりいただきました。
水揚げが悪いかな?心配しましたが、たっぷりと水を吸ったのか、
生き生きとして元気です。

体調が何となく悪い、足が痛いと我々70代を超えるとみなさんどこか
不調気味の方が多くなります。そんなとき、「どう? まあまあやっている?」と
声をかけてくれる声仲間は大切な存在です。

高齢になると体操仲間、カラオケ仲間そしておしゃべり仲間と仲間づくりが何より大切。
そうしてお互いの様子を確認しあう近所の支えあいが、
いざという時にきっと役立つでしょう。

一人じゃないよ、支えあおうね。合言葉にして今日もゆっくりと頑張りましょう。

2016.05.25
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5月も中旬になり、新しい学校や教室まわりの人達とのコミュニケーションが取れるようになった方もいらっしゃいますか?

昨日、ちえホームでは嬉しい変化を見つけました。
いままで一番年下だったKさんに新学期から後輩ができました。
彼はパソコンの画面を見ると、時々嬉しい悲鳴をあげます。
それがいつもより回数が多くなってきた時、Kさんは人差し指でしーっと示し、
彼の腕をとんとんと数回軽くたたいて「ダメだよ」というのです。
数回繰り返してやっと彼は「今は騒いではいけない時だ」と理解して止めました。
それを見たKさんはにっこり。

いつも誰かに世話をしてもらっていた彼女が、今度は自分が誰かを助ける番だと認識したことに感動しました。誰に教えられた訳でもないのでしょうが、彼女の心に新入生が入って来たことへの変化が生じた!
素晴らしい。団体生活の中築かれて行くことの良さを思いました。

大人も子供も毎日が勉強ですね。
きっとどなたも何かきらりと光る個性があるはず。
そんな個性を引き出していけるよう支援員は勉強してほしいと願っています。

2016.04.16
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4月も中旬になり、新しい生活に少しは慣れてきましたか?
さて福光のホームページに掲載されている「ちえホーム 番外編ブログ」
ここのところ好評です。
さりげなく優しい気持ちに満たされる文章と美しい写真に、
どなたが製作しているのでしょうか?と聞かれます。

彼はとてもシャイで人に見られることを好まないようです。
ですからここではお名前はまだ伏せておきますね。
人の人生にはさまざまな事が起き、ちょっと遠回りしたり、立ち止まったり、
そんなことがありますよね。
彼もそれらの試練を乗り越えようと今頑張っているところ。
人柄も文章そのままで優しくて穏やかな人ですよ。
そして秘めた才能は限りなく深い。
思わず、ゆっくりと一歩、一歩ねと声をかけたくなるような青年。

さまざまな人がちえホームには来ています。
きっとどなたも何かきらりと光る個性があるはず。
そんな個性を引き出していけるよう支援員は勉強してほしいと願っています。

●ちえホーム 番外編ブログはこちら >>

2016.04.09
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春風がやや強く吹いて桜の花びらが舞い落ちる、季節の中で
ほんのひとときの美しい時。

さくらソングという特集をテレビで見ました。
こんなにたくさんのさくらの歌があったの!と驚きとともに歌の
一つ一つに思い出が脳裏をかすめていきます。
どの歌も自分の人生の中で、大切な思い出です。
70数余年生きてきても、心は歌の時代に飛んでいきます。
歌っていいなあ~としばし感嘆。

みなさまにもそれぞれの「さくらソング」がおありでしょう。
私は千鳥が淵のお堀に浮かぶボートの上で大学仲間と共に
見上げた桜が心に残る桜です。その時に歌ったのが「花」
♪ 春のうららの隅田川 ♪
年が知れますが、それもまたよし。
新学期、みなさま元気ですごしましょうね。

2016.03.29
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つぼみがややふくらんだかしら?
今の時期は出かける時はさくらの木ばかり眺めています。
何と言っても「三日見ぬまのさくらかな」といってあっという間に
花吹雪になってしまうのですものね。

長い間、当HPをお休みしておりましたがまた続けていきます。
どうぞ皆さま方のご意見などお寄せ下さいませ。
今日はあまりお知らせしてこなかって「ちえホーム」についてお話をします。

中学卒業以上から上はかなりのご年配のかたまで、社会や学校という組織に
なじめなかった方がたが10時から午後4時くらいまで大体のルールに沿って、
野菜の栽培や袋詰め、飴の個別包装、などを行っていました。

そこからがちえホームの素敵なところが始まります。
飴の個別包装を折り紙で小箱を作りさらに、りぼんでラッピングしようと
発展しなんとも可愛い作品が完成。
野菜の栽培も種から芽が出るまではちえホームに室内でこなし、一旦畑に移植。
成長したらまたちえホームに持って来て販売出来るまで、育てます。

昨年の福祉まつりで好評だったプラモデルの製作やいよいよ、内職にまで進みそうです。
利用者さんがあまり無理をしない範囲で少しずつ成長していかれるようプログラミングを
していくのが介護支援専門員や社会福祉士さんの腕の見せ所。

今日は午前中だけという方もいます
週一でも通ってみたいという方も歓迎します。
まずは初めの一歩を踏みだせるように、そんな暖かい居場所や話せる場所に
なりますように。

「さあートイレ掃除始めるようー」元気な声を出して率先しているのは、
昨年まではほとんど声もださかった人。
人の可能性をしみじみと教えてくれた大切な利用者さんです。

2015.12.29
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晴天続きの年の暮れ。皆様方はお忙しい事と存じます。
NPO法人福光のきぼうクラブもちえホームも共に、
大過なくみんな元気で過ごせたことにほっとしています。

職員もよく頑張りました。理事・監事の皆様方も仕事がありながら、
無報酬の任務に全力を注いで下さいました事に心から感謝申し上げます。

そして何よりもきぼうクラブの可愛いお子様達、良く毎日通所してくれました。
あなたがたの笑顔が何よりもの喜びです。
ちえホームの大人の皆様方も色々と抱える悩みはあったでしょうが、
自分の出来る範囲で努力して下さったと思います。

一人の支援員の方が折り紙で小箱を教えてくれました。
皆はもうダメと諦めたのに一人の利用者の方が、
頑張って頑張ってついに自分の物として完成させました。
今は皆様に「わ~ きれい」と評判をいただいています。木曜市でも販売しています。
決して諦めないことをこの利用者さんから教えていただきました。

お互いに支えあって、
そして地域のご協力して下さる方々に、心からお礼を申し上げます。
みなさまありがとうございます。

平成28年もよろしくお願い申し上げます。

2015.12.05
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ぬけるような青空が広がり、いよいよ12月も第1週が終り。
そしてあ~あと、大人達は年末までの仕事や家事を考えると憂鬱な気分になります。
一方子どもたちはもっぱらクリスマスの準備に楽しそうな様子です。

ちえホームの利用者さん達は折り紙で紙の箱を作って、中に「福光あめ」を入れる作業やビーズでキーホルダーを作ったり、野菜の販売に励んでいます。

この折紙でつくる小さな小箱がとっても可愛らしい。けれど一体どうやっておるとこんなに可愛くできるの? とお見せすると皆さんが不思議がります。私などはあまりにも複雑な手順で最初からやる気が失せました。

これは一人の利用者さんが真剣に覚えて、ついに手順を自分の物にしたという涙が出るような傑作品です。教えてくれた支援員も覚えた利用者さんも共に良く頑張ったねと感動しています。この利用者さん、毎晩深夜まで練習したのですって。そこまでしなくてもと思うのは私。でも彼はとことん極めるまでは寝てなんかいられなかったのでしょう。

この努力の結晶の作品をバザーでお売りしています。ちなみに「みやこ飴」さんの飴が9個入って100円です。まだ、なかなか認知されなくて残念。「うわー」と感動して購入して下さる方が多くいらっしゃるまで私は宣伝していきます。
人には素晴らしい潜在能力があるのですね

2015.11.07
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すっかりと涼しくなりましたね。
日が暮れるのも早くなり、いよいよ冬の到来を感じる頃になりました。
各地では学校や地域の多彩な文化祭やバザーが盛んに行われています。

さて当ちえホームも今月から毎週木曜日にバザーを行なうことになりました。
これもひとえに地域の多くの方々のお陰です。
木曜日にしたのは当ビルの1階の医院がお休みだから。医院の駐車場をお借りします。
バザー用品は日頃からちえホームに協力して下さる地域の方々が不用品を持って来てくれます。

そろそろと皆の気分も盛り上がって第1回の「木曜市」を11月5日に開催。
温かい陽気に恵まれてひとりふたりと立ち寄って下さり、売り子役のちえホームの利用者さんと職員が交代でお店番。
初めは声もあまり出せなかった利用者さんが「いらっしゃいませ」と元気な声で呼びこみも開始!自分達で作った折り紙の紙箱にちえホームで販売している飴をいれると、「あらっ きれいね」と思わぬ褒め言葉にウキウキ。

そして何よりの収穫は地域の方々にちえホームの存在を知って頂いたこと。
利用者さんが地域の方々と言葉を交わせたこと。
「また来週もよるわね」優しい言葉に「やったー」とみんな嬉しさ倍増でした。
雨や強風でない限り、木曜市は開きます。思いっきりのお買い得商品もあります。
なによりも心から「ありがとうございます」と言わせて頂きますね。

2015.10.18
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秋晴れの青い空が美しい季節となりました。
秋は各地で文化祭やバザーなどの行事がありますね。
府中市でも福祉まつりと言って各福祉関連の事業所が参加する楽しいお祭りがあります。
当法人福光も今年は2回目の参加をします。

日頃行っている野菜や飴の販売をしますが、今年は昨年と違って、利用者さんが積極的に取り組んでくれているのが何よりの収穫でしょうか。
もう毎日、飴は何個くらい売れるかな? バザーで集まった陶器類を丁寧に包んで「これ、みんな売れたら嬉しいよね」と作業中もなごやかな会話が弾んでいます。

昨年の今頃はほとんど会話もしなかった人たちが「仲間」としてお互いを認識し、力を合わせて頑張ろうねと言う、頼もしい存在になりました。
この変化が縁の下で支える私共には何にも代えがたい宝物をいただいたような気持ちです。

「お天気だといいよね」本当に10月17日と18日は晴れてくれることを願っています。

2015.09.22
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やっと秋らしい涼しい風が朝晩吹いて来ます。
このひんやりとした秋風、ふーっとして心身に何とも言えない幸せ感も運んでくれます。

でも今朝はもっと幸せ感をもう充分に運んで来てくれました。
ちえホームでは野菜の種を蒔き育て、それを無人販売所で販売しています。
でも悲しいかな売上金はいつも置いた野菜の半分も設置箱に入っていないのです。

ひとつ\100-金一。それなのに1円玉、10円玉が多く、ちえホームで精いっぱい頑張って、かれらなりに働いている人達にとっては「それは許せない。どうしてそんなずるい人ばかりなの!」と不信感を募らせています。
なかには「そんな盗んだ物を食べておいしいのかな?」と悲しい表情の人もいます。
「きっとみんなが一生懸命束ねたり袋につめていることを解ってくれる人はいるからね。」そう慰めて諦めずにやろうねと声をかけている私もせつない思い。

ところが、昨日、売上の箱をあけましたら小さな包みが入っていました。
売上金が少ないと聞きました。ほんの気持ですがという手紙と共に1,000円札が入っていたのです。手紙にはガンバって下さいねという温かい励ましの言葉まで添えられています。
なんという優しいお方でしょう。
どこのどなたかは存じませんか、障害者のみなさんが水やりをしたり、販売所に野菜を置いているのをきっと見て下さったのでしょう。

有難い、本当に有難い。そのお心に手を合わせました。
休み明けに皆に報告しましよう。純粋な彼らはきっと「わーい」と言ってハイタッチをして「ありがとう」と合唱するでしょう。

さまざまな人がいることを学び、そして信じて言い人もいることも学ばせていただきました。みんなで出来ることをこれからも続けていきます。
心から有難うございました。

2015.09.05
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暑い毎日から急に寒いくらいの雨降りの日が続いて、今年の夏は変ですね。
昨日は南町のわずかに残る田んぼの稲穂が垂れ初めているのを見ました。
ススキの若い穂もちょこっと顔を出しています。
本格的な秋が来そうですね。

市内を歩く人は皆さん、スマホを食い入るように見てみています。
危ない!と思わず叫びたくなるような情景もあります。赤ちゃんを前向きににだっこして、自転車に乗りながらスマホをしている若い女性にはびっくりしました。

今から60年位昔の府中は市内のほとんどが田んぼ。
勿論電話も引いているうちはわずか。
一軒、一軒に電話が引かれるようになったのは50年くらい前。
その前はどうしていたかというと、電話のあるうちに呼び出しをお願して呼んでいただいていたのです。近所の人も相互に助け合って暮らしていました。農繁期といって稲刈りの時期は、農家の子どもでなくても学校は臨時休校でお手伝いに行きました。

若い人には想像もつかない時代があり、それはそれでお互い様と言う文化があったのです。
そんな時代に府中で過ごした私は、クリや梨が実り、ヒガンバナが咲き、夕日が沈むまで、近所のひとの家の庭で遊んだ昔がとても懐かしい。
スマホもテレビもなんにも無くても楽しかったのよ。

2015.08.21
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あと10日もすれば8月も終り。
でもまだまだ暑さは続くでしょうね。
ここ数年、私の住んでいる府中市の東八道路沿いでは通年になくセミの鳴き声がすさまじいのです。そしてふと思いました。
そうだセミ取りをする子ども達の姿が無い。

昔なら虫とりあみを持った子どもたちが、首を上にして樹の上の方を見つめてセミを探していたものです。でも今はセミは樹の根元近くからでも「ミ~ンミ~ン」と鳴いています。
まったく無防備。

そしてまたふと思いました。昔の子供たちは捕獲したセミをどうしていたのだろう。
セミの命は短いからすぐに死んでしまったのかもしれませんが、、、。
時代と共に、子ども達の夏休みの過ごし方も変化してきてるいるのね。
ずっと大人時代を生きて来ましたら、子どもの頃は何をしていたのかも、忘れてしまいました。ただ夏休みはやたらと長く、宿題が山ほどあった事だけは確かです。

残暑の候、皆さま くれぐれもお大切にね。

2015.08.03
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ワア~暑いですね。
わかっていてもついつい「暑い、暑い」と口からでてきます。
それでも、きぼうクラブもちえホームもお子様から中高年まで、みなさん、それなりに体調を管理して出席しています。
ご家族の心配りはいかほどかと有難く思います。

そして今日、気がついたのです。
児童発達支援に約1年通所しているアスペルガー症候群のお子様で、全く人の顔を直視することもなく、一言も発しなかったU君が、なんと指導員に甘えて声を出しているのです。
意味は不明ですが、まずは嬉しそうなその笑顔。
この一年間、丁寧に優しく指導してくれた職員の皆様に「ありがとう」と心から感謝の思いでいっぱいになりました。若い指導員の熱意がU君の心にとどいたのかな?
U君、ゆっくりでも良いのよ。すこしずつ気持ちが伝わる言葉が出せるといいね。

また、ちえホームでは夏休みの就労体験をする高校生もいらしています。
慣れない場所に居るだけでも緊張するでしょうに、一日無事過ごせました。
偉かったね。良く頑張った!
色々悩みはあるけれど、通所してくる方達の日新月歩の進歩に感動しては喜んでいる毎日です。
まずは暑い八月を乗りこえましょう!

2015.07.14

猛暑がやって来ました、もうすぐ夏休み。
いじめられて学校に行きたくない児童や生徒にとってはこんなに嬉しいことはないでしょう。後進国と言われている国には貧しさゆえに学校に行きたくても行けない子もいるのに。
ここ数日、またいじめられて自殺した少年のニュースが流れています。
そして決まって校長や教頭、担任の教師は「まさかいじめられているとは知らなかった。
今後ニ度とこのような事がないよう努力する。」と答えています。
いったい何回同じことを繰り返しているのかと腹立たしい。
そんな訳はない。必ずなんらかの兆候があるはずなのに。

戦後、日本と言う国は間違った民主主義や自由主義がはびこったと、
私は70年の人生を振り返って思っています。

会津藩に日新館という藩校がありました。
若くて知らない方は覚えておいて下さい。
そこに「什の掟」というのがあります。
これもご存じない方は是非記憶にとどめて下さい。
その四番目に“卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ。”
五番目に、“弱い者をいじめてはなりませぬ。”とあります。

さらに結びに
ならぬものはならぬのです。
理屈や理論はどうであれ人として、してはいけないことは絶対にしてはならぬ
という言葉があるのです。
敗戦国として古い日本の慣習はすべて捨て、
欧米に右へならいした結果大切なものも無くした日本。

長くなりましたが、きぼうクラブに通ってくる子供達には、
他者と違うからと言っていじめる子は私の知る限りではいません。

ダウン症、アスぺルガー多動症などの障害を持っている
子供たちの心の美しさを知ってほしいのです。

2015.07.05
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毎日、毎日雨が降っています。
やさしい雨ならいいのですが、時ならぬ豪雨で被害を受けていらっしゃる地域の方々の辛さはいかばかりかと案じています。

さて、ちえホームではただ今、中学生の体験学習の方々がいらっしゃっています。
知らない場所に来て彼ら、彼女らの緊張はきっと頂点に達しているのではと推測するのですが、引率の先生方の慈愛あふれる言葉かけに私はただただ感動しています。
優しいなんて単純な一言では語り尽くせないほど、人としてさりげなく、的確に生徒さんに寄り添う姿勢に、若い先生方の日頃の努力の姿勢を感じています。

受入れさせていただくこちら側の利用者さんもいつもとは違う雰囲気に、緊張しながらも若い生徒さんを見守っています。
作業がうまく出来ると「そうそう、上手だね」などと優しい言葉をかけています。
優しいって良いですね。本来、人はこうして他者を認め、共に喜びを分かち合っていくものなのだと嬉しい思いです。

ちえホームに来て一緒にお仕事を出来る範囲でしていく、彼ら、彼女らの来年からの通所を心待ちにしています。
みんな、仲良く、笑顔で過ごしましょうね。

2015.06.22
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何ともうっとうしい毎日ですね。
梅雨の季節とはこういうものですが、洗濯物を干したり、室内に取り込んだり。
我が家には乾燥機なる文明の利器は無い物ですから、空模様を気にしつつの毎日です。

さて私、仕事が多忙の上にちょっとした病気持ち。故に家事はかなり手抜きです。
本当は掃除、洗濯は大好きなんですよ。特に料理もね。本当に。
でも止むを得ず家事もろもろをすべてまあーいっかと手抜き状態。
病人や障がい者を抱えていらっしゃるご家庭も同じような状況のことと思います。
十年ほど前のまだ元気だった頃は梅雨時は梅干しや梅酒、果実酒にラッキョウ漬とせっせと勤しんで作っておりました。
その残りの梅干しがまだ大量に残っていることに気づきました。
何といっても約十年前の梅干しですから、食べられるかな?と恐る恐る食べて見ましたら、しょっぱいけれど、充分に食することが可能と解りました。梅干しってすごいと感動。

そこで「塩分の必要な料理に細かく切って使えばいいじゃない」と夫の言葉にそうよね。クエン酸は必要!ときゅうり揉みや焼き魚の添え物にはては、パスタにからめたりと、ただ今、十年物の梅干しは大活躍です。

若き日の元気な頃にはもう戻れないけれど、今は「生きているだけで有難い」と十年分の思い出の詰まった梅干しに毎日感謝しています。

2015.06.21
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ここ数日、日本中で局地的なゲリラ豪雨が発生しています。
一瞬のうちに黒い雨雲が一体を覆い、あっという間に大粒の雨が容赦なく降り続ける。
「地球が怒っている」と私はこういう時にはいつも思います。
数ある星のなかで水と生命体を備えてあげたのに、人間どもは、資源を枯渇するほどに奪い尽くし、くだらない理由を付けては戦争を繰り返す。
このどうしようもない人類という生命体がいる地球はもう滅ぼさないと、何をしでかすか解らない。もし宇宙を創生した神が存在するのならば、きっとそう思うはず。

私は一神教の信者ではないけれど、罰を与えようと思うかもしれないと思う。
空気があって、水があって、人間が尊大な野望を持たない限り、この地球はもっと、住みよい星のひとつになるのですから。何だかジョージアのコマーシャルみたいですが、、、。

こんな事を考えているのも私が酸素を充分に吸えない病気になって、酸素を吸うという当たり前の事がいかに大切な事かを思い知ったからかもしれません。
けれど、今の医学は素晴らしい。酸素ボンベという器具を曳いていけば多少の苦しさや不自由はありますが、仕事は続けていけます。
まずは今の時代に存在していることに感謝です。

そして、外出先では私に気づくとさっとドアーを開けてくれる青年達がいることにも感謝です。今時の若者はなかなか優しいのです。

ありがとう!日本の青年達!

2015.06.09
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ようやく恵みの雨が降り、あじさいの花が生き生きと咲いています。
最近のあじさいは青のみならず、ほぼワインレッドに近い赤紫や、はたまた白いこんもりとした花の塊が夜目にもぼんやりと美しい姿になる種類など豊富になりました。

花を見るとその人の在りし日の姿を思わず浮かべることがあります。
私の父は水色のあじさいが好きでした。
歩いていて、水色のあさいが咲いているご近所の家を見ると、「あっお父さん、、、」とふと数十年前に亡くなった父を思い浮かべています。

あなたの好きな花は何ですか?
私はどうしても何の花なのか解らない花があります。
それは府中第二中学の校庭に今頃の時季に咲いていた、白い五弁の花の樹木です。
図鑑を調べても似ているようで、でもちょっと違うようで、、、。
そして優しかった先生や、懐かしい校舎やもう何十年も会わないクラスメ‐トの事を今頃どうしているだろう、、、と。
15才の少年、少女が70才を過ぎたおじいさんやおばあさんになっているんだなあ~としみじみとした気持ちになります。
過ごしてみると人生は長いようで短い。

一日、一日を大切に過ごさないとね。

2015.06.01
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毎日暑いですね。
さわやかな五月も無くて、雨模様の梅雨時もなくて、
ふっ~とため息がでるほどに暑い毎日が続いています。
ちえホームに通所なさっている方は汗びっしょりで着くやいなや冷たい麦茶をまずは一服。支援員さんは麦茶の補充に気をつかっています。

可愛い、きぼうクラブの子ども達も帽子をぬぐと汗びっしょり。
それでもにこにこして通ってきてくれます。
一年前の開所時には、にこりともしなかったお子様がこの頃は支援員にまとわりついて、
声を出して笑うようになりました。
この一年、あまりにもいろいろとありましたが、やっていて良かった!としみじみ嬉しい思いです。

応援して下さる地域のボランティアさんにはただただ頭が下がります。
まだ日本という国はなかなか無償のボランティア精神が根付きにくいと思っていましたが、
ひたすら空き缶を運んで下さる方や、直接支援員として一日応援して下さる方もいらっしゃいます。

尊いお志に感謝の思いでいっぱい。障害のある人も無い人も、同じ地域で暮らせていける市民生活の輪を少しでも広げていけたら良いな。

社会にはステレオタイプというこういう人はこういう人のはずと決めつける考えがまだあります。でも違うのよ、と言う発信をこれからも続けていけますように。

2015.05.19
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さわやかな五月とよく言いますが、どうも今年の五月は時に、真夏日の汗がしたたる日があると思うと、どんよりとした梅雨のような日々が続きますね。

福光のちえホームに通所なさっている利用者さんの中にも体の不調を訴える方がいます。
そんな時、私はいつもこう言います。
焦らないでね。ゆっくりとね。きょうは不調なのにせっかくいらして下さったのですからお茶を飲んで、お昼ごはんでも食べて、のんびりして言って下さいね。

それでも、芳しくなかったら1階に併設されているお医者様に診ていただきましょう。
このお医者様、お会いしただけでその笑顔に包まれて、もう何だか元気になりそうな素敵なお医者様。
何といってもほとんど歩けなかったご老人がこのお医者様に会いたさに必死に歩いて来ると言うほどに優しいお医者さまです。

毎日の暮らしの中で、この人ならと信頼できる人がいると嬉しいですね。
支援員の方達には、そんな利用者さんに信頼されるような人になってほしいと思っています。

雨雲が立ち込める空ですが、五月晴れが待ち焦がれます。

2015.04.17
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新しい環境に少しは慣れたでしょうか?

きぼうクラブにも新しく通所してくるお子様や、午前中の児童発達支援から午後のきぼうクラブに上がって来たお子様など顔触れも多少変化しています。
なかなか打ち解けないお子様に指導員はひとりひとりのお子様の様子を見ながら、対応させていただいております。

その指導員の彼ら、彼女らも指導員歴2年目の人たちがいます。
きっと毎日、どうしたら子ども達の心に入っていくか悩んだり、考えたりしたのでしょうね。観察眼の向上や適切な対応、この一年の成長ぶりにびっくりしています。

そしてそういう指導員と共に過ごした子供達の何と明るく人懐っこくなったことか。
まだまだこれからですが、でも少し褒めてあげたい。
そして頑張った子供たちにはたくさん、たくさん褒めてあげたい。

どうかお母さんやお父さんは「ただ今」と帰ってくるお子様をしっかりと抱きしめてあげて下さいね。

ハナミズキが空に向かってもうすぐ花開く時期になります。
空も風も木々もやさしく光と風を降りそそいでね。

2015.04.05
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東京の桜が満開になりました。
桜 さくら どうしてこんなに魅力的なんでしょう。
満開のころは春の嵐が吹いたり、雨が降ったりとなかなか良い天候には
恵まれないのですが、今日の桜並木はほの淡く薄いピンク色に染まって
「さくらになりたい」と思うほど周囲に優しさを醸し出しています。

「願わくば 花の下にて春死なん、、、」と西行法師さんが歌っているように
一年のほんの数日を幸せにしてくれます。
でも一方では桜の花は軍国の犠牲になって多くの若人が亡くなった象徴の
花でもあり、見る人によって複雑な思いがあるようです。

さて、新年度になりました。新しい職場や学校が変わり環境に慣れて行くのはちょっと気が重い方もいらっしゃるかもしれません。
でもね、そんな思いを身近な人に話したら「実は私も」と言う人がいるかもしれませんよ。

ここ1ケ月位体調が芳しくなかった私も見て「どうしたの?」と声をかけてくれる人がいます。ついつい我慢できなくて、「実はね、、、」と話したら、「夕食の支度はたいへんでしょう、ほんの一品だけど」と届けてくださる方が何人もいるのです。
有難い!! ご好意という味も加わってそれは美味しく頂戴いたしました。

春、さくら色のやさしい出来事でした。

2015.03.22
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すっかりこの欄にはご無沙汰してしまいました。
日頃の雑務に加え年度末の書類作成や利用者様との面談など、
1週間がすぐ過ぎてあれよあれよという間にもう3月の下旬。

季節はすっかり春めいてちえホームの種から育てたパンジーやパセリが苗に成長して、無人販売所で売るまでになりました。
「今日は売れているかな?」と気になってしょうがない利用者のKさんは何度も無人販売所を見に行っています。自分達が種をまき、水やりをして「芽が出た」と感動した植物を購入して下さる方がいる。嬉しいですね。

さて、この文章の数行前に「雑務」と書きましたが、尊敬する渡邉和子さんの本を読んでいましたら「雑務」という仕事は無い。雑にするから「雑務」になるという文章に出会いました。ハッとしました。

そうなんですね。水やりも掃除も手を抜いてやれば雑務。どんな仕事も丁寧に心を込めればその仕事にはきちんと名前がつくのですね。

きちんとした仕事の名前がつくように、これからは心をこめていこうと思います。
いくつになっても春という言葉には希望という響きが似合うようです。
暖かい春の日を大切に過ごしていきたいと思います。

2015.02.15
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もう2月も半月が過ぎました。ここ府中市も関東平野の一部なのねと
感じる空っ風が吹き荒れて、寒さもひとしおの毎日です。
冬になると私はず~っと風邪ひき状態が続き、激しい咳き込みに苦しんでいます。
あまりの咳き込みに頭が揺れるのか、めまいと吐き気も強い。
あ~もう誰か助けてとお願したいのですが、こればかりは仲良しの友人達と言えども変わってもらうわけにはいきません。

ところがちえホームの利用者さん達はそんな私に言葉かけをしてくれます。
「大丈夫?体だけは大事にしてよ。理事長さんひとりの体じゃないんだからさ」
「俺よりは長生きしてほしいんだ。今日はもう帰って休んでよ」など等。
彼らなりの精いっぱいの優しい言葉をかけてくれるのです。
もし私がドライアイでなかったら、まさに嬉しくて涙ウルウルになりそう。

新しくNPOを立ち上げて福祉施設を作ることは、想像を絶する大変さでした。
別に仕事を持ちながら夫婦二人で情熱と信念だけで出来るほど生易しいものではないことも思い知らされました。多くの人々の応援をいただき、叱咤激励を受けての毎日。
それでもやってこられるのは、利用者さんが「今が一番幸せ」と言って満面の笑顔をみせてくれたり、このような優しい言葉をかけてくれるから。

言葉って大切ですね。
言霊、つくづくそう思います。

2015.02.08
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せっかくの日曜日ですが、朝から冷たい雨ふり。
でも季節は一歩、一歩、春に向かっているようですよ。

年末に知人から「ヒぺラカム」の花のさし木をいただきました。
「ヒぺラカム」と言っても花はちょっと見たこと無いという方も、花束の中に花を引き立てるために赤い実が5~6個枝の先についている細い枝を見た事があるでしょう。
「あ~あれっ」と思い出す方もいらっしゃるかもしれません。

そう、そのあれっ。
日当たりのよい窓辺に置いておきましたら、黄色い花が咲きました。
長い雄蕊をつけた小さな花が。そしてその花の元に、後に赤い実になる緑色のちゃんとしたまあるい形の実の前身? がついているのです。
「ふう~ん こうして次の準備をしているのね」と植物の成長をしみじみと感じました。

♪ 春よ来い、早く来い ♪
春までに色々な準備をして、温かい春を待ちましょう。

2015.02.01
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今日から2月が始まりました。
2月というと一年でもっとも寒い季節、そして風邪をひきやすい方には辛い時期ですね。
二月は如月(きさらぎ)とも言いますね。この如月という言葉の響きが私は好きです。

愛読書の「美人の日本語」によると、寒さが厳しいので衣をさらに重ねて着るから「衣更着」という説もあるんですって。
昔の人は、いつくらい昔かといいますと、そう江戸時代より前でしょうか。
まだ綿の栽培がそんなに盛んではない昔。庶民の着るものは、あのがさがさとした麻。
いくら着こんでも暖かくなかったでしょう。

それから、綿さらに毛糸、そして今は軽くて暖かいダウンジャケットと人々を寒さから守ってくれる衣類の進歩も格段と進歩して快適な暮らしが出来る今日。人々は様々な知恵と努力をして身を守ってきたのですね。
今、60代以上の人の記憶には古くなったセーターやマフラーをほどいて蒸気で蒸して毛糸をまっすぐに伸ばして、また子供や孫のセーターを編んでいたお母さんやお婆ちゃんの姿を思い出す人もいることでしょう。
何でもお金を出せば手に入る今と違って、こつこつと手仕事で家族を守ってきた時代。

如月という言葉にはそんな夜なべ仕事が連想されます。
風邪をひかないようね。受験生の皆様どうぞお大切に。

2015.01.17
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連日、新聞紙上は「イスラム国」の緊迫したニュースが掲載されています。
人間ってどうしてこんなに様々な思想の人々がいて争っているのでしょうね。
新聞の辛い記事を読んでいると、当施設の「きぼうクラブ」「ちえホーム」に通って来る子ども達から大人までみんなが優しい心だなあ―と感激しています。

小学生や中学生の学童デイでは、未だ発語の無い子どもが、さびしそうにしている子供にそっと寄り添っています。「どうしたの?」と言わんばかりにその子の顔を優しい眼差しで覗き込んでいます。
大人の「ちえホーム」では今まで出来なかったことが出来た人に、みんなで拍手して喜びあっています。

これらの障害を持った人たちの優しさに、本来人間とはこんなに優しい存在なのだと、その無垢な心に日々感動。何とか障害者のお役に立ちたいと思っていたのに、逆に彼ら、彼女らに無言の励ましを受けている自分に気づかされます。

どうか醜い事件や悲しい事件がこれ以上起きませんようにとただ祈るばかり。
厳しい寒さの中で、もうこぶしの冬芽が小さい顔を出して春の訪づれを待っいます。
寒さに耐えようね。あと2ケ月もすれば少しは暖かくなるでしょうから。

2015.01.17
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東京地方は朝からぽかぽか陽気。
温かいね。嬉しいねと鉢植えのチューリップの小さな芽に思わず、声をかけてしまいました。そして読売新聞を開いたらもっと嬉しくなるニュースを発見。

車イスの27歳の青年が裁判官に任官されたとのこと。
高校時代に柔道の練習で首を怪我して以来、車イス生活。辛かったでしょう。やりたいことがたくさんある青春時代に、身動きが取れない体になるなんて。
でもその青年、谷田部さんは「人の痛みの解る裁判官になろうと」と猛勉強して、見事合格。
司法修習時代もきつかった事はたくさんあったでしょうに。
お見事!偉い! いっぱい賞賛の拍手を贈りたい。
自暴自棄にならないで、前向きに生きて行こうと努力した青年に心から感動します。
今日の陽気のように、心があったかあ~くなります。
人って限りない可能性を持っているのだとも再確認。
毎日の日々は70代の私でも仕事をしていると「あ~どうしよう」と悩むことがいっぱいあります。「もう知らない!」と切れそうになることもしょっちゅう。
でも今日からはほんの少し、谷田部様のお心の万分の一でも前向きになって
ちょっと頑張ってみようと思います。

2015.01.09
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可愛いひつじのもこもことした絵柄の年賀状が届いた平成27年の始まりです。
北陸や北海道地方の猛吹雪や豪雪のニュースを見ると、青い空が広がる東京に
住んでいる私たちは北陸や北海道の人たちに申し訳ない気持ちになります。
小さな国、日本でもこんなにお天気ひとつでも違うのですね。
ましてや慣習や物の考え方も違うのは当たり前のことでしょう。

ですから、立場が違う人々は他の人々の考え方を充分に理解することが必要なのですね。
それでも理解することはなかなか難しい。
小さな当施設でも様々な考え方の人々の集団です。
そこを一つにまとめて行くことは並大抵ではないのですが、
ここで当ちえホームの職員の加藤さんを自慢させて下さいね。
今回から彼のLinkIcon「ちえホームブログ」も始まりましたから是非読んで下さい。

加藤さんはいつも穏やかに、微笑みを絶やさずにまず人の話をじっくりと聞きます。ここがまず素晴らしい。途中から「でも」とか「それはちょっと」と口をはさみたくなるのが人の常。私なんか気が短いのでつい言ってしまいます。
でも彼は最後まで人の話を聞き、「そうですね」とまず受入れます。
すると話し手は「あ~この人は解ってくれそう」と安心するのです。

そして彼は陰日向なく黙々と最後の掃除まできちんとこなし、気になることが残っている時は休みの時でも出勤して仕事の処理をしていく。まさに誠実の見本のような人。
ちえホームがいつも和気あいあいとしているのはまさに加藤さんのお陰です。
今時このような若者が存在していることが私には心から嬉しい。
70代の私が若者を見習っている毎日です。

2014.12.21
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年末の慌ただしい季節になりました。どちらのご家庭もお忙しいことでしょう。
でもね、私にはとても感謝していることがあるのです。
こんなに忙しく寒さ厳しい毎日でも、空き缶をいっぱい集めては、せっせと届けて下さるボランティアの方が大勢いらっしゃるのです。

集められたこの空き缶は、就労B型のちえホーム作業所の利用者さんが毎日交代で、洗浄したあとに潰して、月に一度出荷しています。その売り上げは、ちえホームの貴重な資金です。

開所当初は、まさかこんなに多くの地域の方々が協力して下さるとは想像もしていませんでした。それが口コミで「私にも協力させて」と空き缶仲間が増えていき、その仲間同士が仲良くなっていきました。「空き缶仲間」ちょっといいでしょう。

障がい者の利用者さんが地域にとけこんで、地域の人々と交流できたら、どんなに素敵でしょう。人と人とが垣根を越えて、手を携えていくことが、私の夢でした。もう叶えられているのです。

「空き缶仲間」は時々、ちえホームにお話しボランティアとしても訪問してくれます。利用者さんも笑顔で話したり聞いたり。
人っていいなぁ~とさりげなく協力してくださる地域の方に感謝しています。
来年も再来年もみんなが支え、支えられることを願っています。

2014.12.18
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皆様、はじめまして。
NPO法人福光の理事長をしております、塩津惠子と申します。
開設してまだやっと7ヶ月の、障がいを持つ方たちのための小さな法人です。

当方人は2つの部門に分かれていまして、一つは「きぼうクラブ」、もう一つは「ちえホーム」と申します。「きぼうクラブ」は児童発達支援(6歳までの障がい児)を午前中に、午後からは学童デイサービスを行っております。「ちえホーム」は16歳以上の障がい者の方が、仲間と共に自分にできる作業を見つけて楽しく心やすまる施設を目指しています。

人は決して一人では生きてはいけません。
障がいのある人もない人も、「障がい」という垣根を越えて出来ることは助け合っていこうね、地域の人々の手も借りて、生きていくって素敵だね、と言える施設を目指しています。今は約40名ほどの利用者さまと職員約15名ほどで、少しでもできることを増やしていこう、今日も笑顔で輝いていこう、と取り組んでいます。

これからは時々、このコーナーを通じて施設の状況や、私のひとりごとを語っていく予定です。

どうぞ、可愛い子供たちや、頑張って働いている人に目を留めてください。
お返事や当施設の見学も大歓迎です。

師走のお忙しい時期です。
でも心だけはどうか荒みませんように。

BACKNUMBER

kaze_mark.gif2019.09.20
いつも君の味方


kaze_mark.gif2019.09.14
白い彼岸花


kaze_mark.gif2019.08.25
読書三昧の夜


kaze_mark.gif2019.08.16
茗荷の香り


kaze_mark.gif2019.07.21
分際の役目


kaze_mark.gif2019.06.08
サボテンの花


kaze_mark.gif2019.06.03
長靴と水たまり


kaze_mark.gif2019.05.26
支援者さんありがとう


kaze_mark.gif2019.05.12
嬉しいがいっぱい


kaze_mark.gif2019.04.14
選挙のこと


kaze_mark.gif2019.04.08
府中市の桜まつり


kaze_mark.gif2019.03.16
感激の想い


kaze_mark.gif2019.03.10
春の訪れ


kaze_mark.gif2019.02.23
自分に負けないでね


kaze_mark.gif2019.02.11
山奥の暮らし


kaze_mark.gif2019.02.02
鬼は外、福は内 [ch0]


kaze_mark.gif2019.0127
あたたかい絵馬


kaze_mark.gif2019.0121
冬がきた


kaze_mark.gif2018.12.22
新年が良い年となりますように


kaze_mark.gif2018.12.15
流星の思い出


kaze_mark.gif2018.12.04
柊の葉の間より花こぼれ


kaze_mark.gif2018.11.17
缶のお茶を思い出して


kaze_mark.gif2018.11.03
普通が有り難い


kaze_mark.gif2018.10.13
活字の世界


kaze_mark.gif2018.10.08
秋を食べている!


kaze_mark.gif2018.09.24
十五夜


kaze_mark.gif2018.09.07
他社への感謝


kaze_mark.gif2018.08.27
ちえホームの木曜市


kaze_mark.gif2018.08.11
平和な社会を引き継いでいくこと


kaze_mark.gif2018.07.28
夏風邪にご用心


kaze_mark.gif2018.07.16
夏風邪にご用心


kaze_mark.gif2018.07.06
藪萱草(ヤブカンゾウ)の花


kaze_mark.gif2018.06.28
ワールドカップ


kaze_mark.gif2018.06.16
いよいよ梅雨入り


kaze_mark.gif2018.05.20
障がい者軽スポーツ大会


kaze_mark.gif2018.04.28
「収容所からの遺書」を読んで


kaze_mark.gif2018.04.09
たくさんの感動をありがとう


kaze_mark.gif2018.04.01
花筏(はないかだ)の思い出


kaze_mark.gif2018.03.17
生きている限り精一杯


kaze_mark.gif2018.03.10
小さな小さなオオイヌフグリ


kaze_mark.gif2018.02.23
お互いに頑張ろうね


kaze_mark.gif2018.02.19
寒さもあと2ケ月!


kaze_mark.gif2018.02.03
行事食を再認識


kaze_mark.gif2018.01.20
言葉使いの優しさ


kaze_mark.gif2017.11.15
収穫の秋


kaze_mark.gif2017.10.28
読書の秋


kaze_mark.gif2017.09.30
初秋の香り


kaze_mark.gif2017.08.26
もうすぐ秋ですね


kaze_mark.gif2017.08.05
嬉しさに胸がキュン!


kaze_mark.gif2017.06.17
創設から3年目の絵本の読み聞かせ


kaze_mark.gif2017.06.09
嬉しい出来事


kaze_mark.gif2017.06.02
支援員さん達の気配り


kaze_mark.gif2017.05.14
今日は母の日


kaze_mark.gif2017.04.22
ちえホームの新しい仲間


kaze_mark.gif2017.04.09
一歩一歩頑張りましょうね


kaze_mark.gif2017.03.11
俳句が面白い!


kaze_mark.gif2017.03.03
支援員は大切な尊い仕事


kaze_mark.gif2017.02.25
美しいスケートと美しい言葉使い


kaze_mark.gif2017.02.16
春になったら


kaze_mark.gif2017.01.07
明けましておめでとうございます


kaze_mark.gif2016.12.17
心からありがとうございます


kaze_mark.gif2016.11.28
褒め上手な指導員さんたち


kaze_mark.gif2016.11.06
実りの秋


kaze_mark.gif2016.10.09
キンモクセイの香りを胸いっぱいに


kaze_mark.gif2016.09.22
利用者の方たちが喜ぶ姿を思って


kaze_mark.gif2016.09.01
秋の気配


kaze_mark.gif2016.08.06
事務長や支援員の方の想い


kaze_mark.gif2016.07.21
脱水症にお気を付けください


kaze_mark.gif2016.06.25
木曜市ぜひお立ち寄りください


kaze_mark.gif2016.06.18
アットホームな雰囲気


kaze_mark.gif2016.06.07
ひとりじゃないよ、支え合おうね


kaze_mark.gif2016.05.25
きらりと光る個性


kaze_mark.gif2016.04.16
ちえホーム 番外編ブログのこと


kaze_mark.gif2016.04.09
さくらソング


kaze_mark.gif2016.03.29
ちえホームの素敵なところ


kaze_mark.gif2015.12.29
皆様ありがとうございました


kaze_mark.gif2015.12.05
努力の賜物!折り紙の小箱


kaze_mark.gif2015.11.07
木曜市はじめました!


kaze_mark.gif2015.10.18
頼もしい存在


kaze_mark.gif2015.09.22
温かい励まし


kaze_mark.gif2015.09.05
お互い様と言う文化


kaze_mark.gif2015.08.21
セミ取りをしていた夏休み


kaze_mark.gif2015.08.03
職員の皆に感謝 ありがとう


kaze_mark.gif2015.07.14
ならぬものはならぬ


kaze_mark.gif2015.07.05
慈愛あふれる言葉かけ


kaze_mark.gif2015.06.22
十年物の梅干しが大活躍


kaze_mark.gif2015.06.21
ありがとう!日本の青年達!


kaze_mark.gif2015.06.09
水色のあじさい


kaze_mark.gif2015.06.01
こどもたちのニコニコ笑顔


kaze_mark.gif2015.05.19
素敵なお医者様


kaze_mark.gif2015.04.17
子供たちと指導員の成長


kaze_mark.gif2015.04.05
さくら色のやさしい出来事


kaze_mark.gif2015.03.22
どんな仕事も丁寧に心を込めて


kaze_mark.gif2015.02.15
今が一番幸せ


kaze_mark.gif2015.02.08
春よ来い、早く来い♪


kaze_mark.gif2015.02.01
如月と衣更着のはなし


kaze_mark.gif2015.01.25
優しい存在


kaze_mark.gif2015.01.17
今日の陽気のように


kaze_mark.gif2015.01.09
聞き上手なちえホームスタッフ加藤さん


kaze_mark.gif2014.12.21
空き缶仲間


kaze_mark.gif2014.12.18
はじめまして。理事長の塩津です。